*vocal ページ21
『それじゃ始めようかな』
「「はい」」
隣同士に並んだ私とドヨンちゃんの前には、キーボードの前に座るソユ先生
『まずは、Aさんから』
「はい!」
手元の歌詞プリントを見ながら音を奏でる
♪〜
「のうぇ っさぬれじん く ぬんびち
なるる ちゅぎぬん ごや」
「うぇ いぇっぷん なる とぅご がしな」
そこまで広くない部屋に自分の声と、息遣いだけが響いた。歌い終わった後も、数秒間ソユ先生は何も言わずにただ手元の紙を見つめていた
『さすがね……上手よ』
「………え」
『どうしたの、嬉しくないの?笑』
「あ、いえ…嬉しいです!」
『ㅋㅋ じゃ、次キム・ドヨンさんね』
DY「はい!」
軽く息を吸ってから楽しそうに歌い始めた
隣で聴いてて、まるで水を得た魚のようだった
やっぱり、ドヨンちゃんは歌唱審査のときから思ってたけど凄い。この子を倒さなきゃ、頂点には立てない……。
『うん、ありがとう』
さぞ凄い褒め言葉が出て来るもんだと思ってたのに
.
『Aさんの方が1枚うわてね。』
DY「…………っ」
『もちろん上手よ。でもねぇ…なんていうか、華がないのよね。歌手として歌を歌うってなったときに何が必要かって《華》が必要なの。もっと自分の魅力を研究してみて』
DY「…………はい。」
隣からメリメリと紙がくしゃくしゃになる音が聞こえた。
561人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まなみ - 更新頑張ってください! 応援しています! (2019年4月7日 12時) (レス) id: e5f2cf4792 (このIDを非表示/違反報告)
うゆ(プロフ) - 先程拝見させて頂きました。更新頑張ってください!! (2019年3月24日 8時) (レス) id: 1c020470f1 (このIDを非表示/違反報告)
chika(プロフ) - yuuuun4101さん» 教えていただいてありがとうございます!これから気をつけます(><)それからいつも読んでいただきありがとうございます!これからもよろしくお願います^ ^ (2019年2月14日 10時) (レス) id: 0772483487 (このIDを非表示/違反報告)
yuuuun4101(プロフ) - 初めまして、いつも楽しく読んでいます。さっそくですが、韓国語の(ビアネ)ではなく(ミアネ)です。間違っていますよ。それだけでした。すみません、いきなりで(^^;これからも楽しく読ませていただきたいと思ってます。頑張ってください。応援してます。 (2019年2月13日 21時) (レス) id: 79c8746700 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:chika | 作成日時:2019年2月12日 15時