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結婚式 ページ16
Aサイド
待ちに待ったこの日
紫耀「綺麗だよ。世界一綺麗」
私のウエディングドレス姿を見てそう言ってくれる紫耀
普段なら「大袈裟だな」とか言って笑えるけど緊張してる私はそんなこと言えない
紫耀「緊張してるんでしょ?」
『うん』
紫耀「俺もさすがに今日は緊張してるよ。でもさ一生に一度だから良い思い出いっぱい作ろう。ね?」
そう言って私の手を握ってくれた
紫耀はいつもそう
私の緊張や不安を消し去ってくれる
『そうだね』
握られた手を私も握り返した
紫耀「じゃあ俺行ってるから。また後でね」
私の手を離して手を振って出て行った紫耀
さっきまでは何心臓がバクバクするのが分かるくらい緊張してたけど今はもう大丈夫
プランナーさんに案内してもらってスタンバイする
本当はお母さんにベールダウンしてもらうみたいだけど私はいないからお父さんにしてもらう
『お父さん、ありがとうね』
お母さんがいない分、きっとたくさん迷惑かけてきたから
目の前の扉が開き、紫耀のもとまでバージンロードを歩き出した
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作成日時:2022年12月11日 22時