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「でもまあ、一応言っとくね。今年もお世話に…なりました？」
「なんで疑問形なんだよ」
「逆にお世話した記憶しかなくて」
「都合の良い脳みそだな」
「ウジがわたしに何をしてくれたというの」
「あー…、特にないわ」
「でしょ？」
ウジが「今年はお世話しませんでした」って返してくるのがちょっとおもしろい。大学で会っても話すことはほぼないから、やっぱりアイドルとオタクの関係ではあるんだけど、唯一生活空間が被っているメンバーなので、まあ、挨拶できてよかったかな。
ミンギュと存分に年末の挨拶を交わしたらしいソンミと、開場待ちをしていると、整理番号が早いのであろう人たちがウジやミンギュと話して中に入っていく。それに付いてわたしたちも会場に入って席に着いた。
最前の下手の端っこに２席。みんなひとつ飛ばしで座っていくから並んで座れるのがここしかなかったんだけど、わたしは端っこ好きだからいいや。
まあひとつ飛ばしの理由は見てればわかる。自分より整理番号の遅い友だちを入れるためのアレだ。圧で席を取る、みたいな。
開演まではソンミと色々今年を振り返りながら過ごした。
今年の初めはまだウォヌが塩対応だったな。あれで降りるとかそういう気は全くなかったけど、今みたいにくだらない話ができるほうがやっぱり楽しいから、こうなれた今年はとてもいい年だった。ウォヌがリアコ覚えたときは戸惑ったけど、もうそれすらかわいいし、ウォヌはだんだんかわいくなっていく。HITのウォヌはわたしにとって新境地だったな。今年は本当に色々なウォヌを見れて楽しかったししあわせだった。きっと来年もウォヌを推している限りしあわせな１年になるだろう。
「あ、始まる」
会場の明かりが消えて、暗くなる。ステージのカーテンが左右に開くと、照明がついてBGMが流れる。そろぞろと出てきたメンバーが一列に並んだ。ウォヌも下手端っこ。おそろいだな、なんてひとりで思っていると早速目が合って、ウォヌが口角を上げるのが分かった。今年最後のウォヌもすごくかわいいぞ。
「みなさん！今日は来てくれてありがとうございます！僕たちとのカウントダウンライブ楽しんでいってください！」
ディノの言葉で会場が盛り上がって、１曲目が始まった。ウォヌがセンターに移動して座り込む。最初はOh!My!だ。
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ぴょん(プロフ) - めーっちゃおもろかったです。ありがとうございました！ (2022年9月6日 2時) (
レス) id: 0051795449 (このIDを非表示/違反報告)
ねにー - とても面白いです！！今まで読んだ作品の中で一番好きです❤︎お忙しいかとは思いますがお体に気をつけて更新頑張ってください！！ (2021年10月26日 6時) (レス) @page19 id: 33e3846b5e (このIDを非表示/違反報告)
たろいも(プロフ) - このお話大好きで一気に読み返しました。更新楽しみにしてます！ (2021年8月23日 18時) (レス) id: 846f216b08 (このIDを非表示/違反報告)
マナ(プロフ) - 繰り返し読んでます♪ (2021年4月2日 0時) (レス) id: c1d245bea1 (このIDを非表示/違反報告)
マナ(プロフ) - 応援してます！ (2020年12月16日 0時) (レス) id: 267b4a4517 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆく | 作成日時：2020年10月24日 21時
