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「イナオンニこわいなあ」
「まあ負け犬の遠吠えよ」
「なにそれかっこいい」
オタクはこわいなとは思ったけど、別にそんなに気にするほどでもないよ、というソンミにそうだね、と頷いて荷物をまとめる。
帰ろう、とイナオンニたちの横を抜けたとき舌打ちをされたけど無視してやった。わたしにはソンミ様がいるんだぞ、と。虎の威を借る狐ですいませんね。
ビルを出ると、新年を祝う音楽が静かに流れていて、ああ、年越したなあと改めて実感する。この後は家に帰って少し寝て、また合流して初詣に行く予定なので、駅でソンミと別れた。
電車でこっそりとさっき撮ったチェキを撮りだして見てみれば、撮る時には見えなかったメンバーたちのポーズや表情がわかる。ちょっとまって、新年っておめでたいんだよね？なんでハニは１枚中指立ててるのかな。でもドギョムとスングァンがおっきいハート作ってるのもディエイトとジュニが指で新年表してるのもかわいいな。ウジがミンギュの背中に乗ってるのもある。
そしてウォヌの表情が３枚とも違うことに感動する。にっこり笑った顔、わたしを挟んでスニョンとにらめっこをしている顔、と。
「うわあ、見られてる」
恥ずかしい、とそっとチェキを仕舞い込んだ。３枚目、ウォヌがわたしを見ている。横からの視線には全然気づかなかった。なんだこれ、かわいすぎるじゃんか。
今年もウォヌがかわいいよ、ありがとう神様。初詣では今年もたくさんかわいいウォヌを拝ませてください、ってお願いしよう。きっと叶うよね。
というかいっそウォヌのあれこれ全部お願いしておこう。健康とか、金運とか、仕事運とか全部アップしますように、って。オタクにとっては推しが全てなので、お賽銭も奮発するし。よし、そうしよう。
そう意気込んで、家の最寄り駅で下車する。
ホームに降りると、冬の冷たい空気が頬を撫でる。早く家に帰って仮眠を取ろう、と少し足早に家に急ぐ。ああ、今年も１年楽しみだ。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
カウントダウンライブ編終了です。
ライブの内容書くとだらだらと長くなってしまって申し訳ないです…。
でもそうしないとファンサが書けない(葛藤)
新年からはちょっとなんか進展があるといい…な？
じゃないとマンネリでつまらないですよね…。
(書いてる方は楽しい)
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ぴょん(プロフ) - めーっちゃおもろかったです。ありがとうございました！ (2022年9月6日 2時) (
レス) id: 0051795449 (このIDを非表示/違反報告)
ねにー - とても面白いです！！今まで読んだ作品の中で一番好きです❤︎お忙しいかとは思いますがお体に気をつけて更新頑張ってください！！ (2021年10月26日 6時) (レス) @page19 id: 33e3846b5e (このIDを非表示/違反報告)
たろいも(プロフ) - このお話大好きで一気に読み返しました。更新楽しみにしてます！ (2021年8月23日 18時) (レス) id: 846f216b08 (このIDを非表示/違反報告)
マナ(プロフ) - 繰り返し読んでます♪ (2021年4月2日 0時) (レス) id: c1d245bea1 (このIDを非表示/違反報告)
マナ(プロフ) - 応援してます！ (2020年12月16日 0時) (レス) id: 267b4a4517 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆく | 作成日時：2020年10月24日 21時
