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「どうだった？」
「ミンギュがかわいかった〜」
「他のメンバーは？」
「あー、全然記憶にないや」
えへ、と自分の頭をこつんとするソンミ。なんだよかわいいな。ぶりっこ仕草でも絵になるんだからずるい。
「ユリも堂々としてりゃいいのよ、他のオタクなんて知らないって気持ちで行きな」
「うーん」
「大丈夫だって、みんなわかってるんだから」
「うん？」
「今更よ今更、図々しく行ってらっしゃい」
ぽんと背中を押される。ソンミの次の子とその次の子が終わりいつのまにかわたしの番が来ていた。堂々と、図々しく。うん、まあ、そうだよね。
「お、ユリじゃん」
「やほ、みんなあけましておめでとう」
最初に声を掛けてきたのはハニだったけど、とりあえずみんなに軽く新年の挨拶をする。オタクは真ん中に入るみたいなので、いそいそとそこへ移動すれば、隣にはハニとホシ。いやまって？
「ねえウォヌがいい」
「は？俺じゃダメなわけ？」
「うん」
「まじ失礼だなお前」
「チェンジで！」
ハニとウォヌ、ホシとウォヌ、と悩んだ結果、ハニに向かってそう言えば、「へいへい」と不満そうな顔をしつつも、その横にいたウォヌと場所を代わってくれる。９６を選ばせていただきました。特にこのふたりの組み合わせがわたしの中では一番かわいい。
スタッフさんの掛け声とともにシャッターが切られる。あ！目瞑った！なんていうホシに後ろから「わかんないって」とヤジが飛んで思わず笑ってしまった。
１０時１０分の目をしてるホシもかわいいから大丈夫だよ。その後も２枚撮って、計３枚の撮影を終えた。
既に一部のメンバーはメンバー同士で話し始めているし、わたしの周りにいるのはもうウォヌとホシだけ。
おいおいもっとオタクに興味持とう？と思ったけど、ウォヌかわいい！脳のわたしが言えたことでもないし、一度にたくさんのメンバーと話すのは絶対に難しいから逆にありがたい。
気付けば、ホシもスングァンとドギョムと騒いでいるし、本当にウォヌだけになってしまった。
「ウォヌ、わたしこそ今年もよろしくね」
「うん」
「また１年ウォヌの年にする」
「絶対？」
「絶対！」
「じゃあ約束しよ」
「えー嘘だと思ってる？」
「ホシに行かれちゃうかもしれないから」
「な、無いってば」
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ぴょん(プロフ) - めーっちゃおもろかったです。ありがとうございました！ (2022年9月6日 2時) (
レス) id: 0051795449 (このIDを非表示/違反報告)
ねにー - とても面白いです！！今まで読んだ作品の中で一番好きです❤︎お忙しいかとは思いますがお体に気をつけて更新頑張ってください！！ (2021年10月26日 6時) (レス) @page19 id: 33e3846b5e (このIDを非表示/違反報告)
たろいも(プロフ) - このお話大好きで一気に読み返しました。更新楽しみにしてます！ (2021年8月23日 18時) (レス) id: 846f216b08 (このIDを非表示/違反報告)
マナ(プロフ) - 繰り返し読んでます♪ (2021年4月2日 0時) (レス) id: c1d245bea1 (このIDを非表示/違反報告)
マナ(プロフ) - 応援してます！ (2020年12月16日 0時) (レス) id: 267b4a4517 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆく | 作成日時：2020年10月24日 21時
