シアワセ (ページ22)

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紫「だから明日からも俺頑張れる。」

『私もだよ。』

紫「ほんとに？ドラマの撮影も頑張れる？」

『うん、頑張らないと』

そう言うと彼は私を強く抱きしめて私の額にキスした

紫「あ、でも頑張りすぎるのはだめだよ」

『そんなの分かってるよ〜』

紫耀は少し自分の胸から私を離し微笑みかけてくれた

紫「じゃあそろそろ寝よっか、明日も仕事でしょ？」

付いている照明を落とし、二人で手を繋ぎベッドへ向かった

紫耀ｻｲﾄﾞ

時間を見ると午前2時の文字

…寝れない

一緒にお風呂に入って、そのままベッドに行ってから何もなし

期待してたわけではないけど、期待してなかったといえば嘘になる

意味もなくスマホを開き画面を眺めてみる

そして閉じる

全く眠気が襲ってこなくて結局眠りにつけたのは四時ごろ

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朝起きると隣にAの姿はなかった

代わりに携帯に通知が来ていた

Aぐっすり寝てたから起こさずに出ました

紫耀ごめん、仕事頑張って

見送るくらいしてあげたかったなぁ

誰もいないAの家をしっかり施錠し、車で自宅に帰った