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お隣さん ページ10

その後、

私は哀ちゃんに子供の時の話をした


哀ちゃんは頷いて自分の話もしてくれた




黒の組織で、毒薬を開発したこと

お姉さんを殺されて、反抗したら、牢屋に入れられたこと

自身の毒薬をのんだら、コナンくんのように体が小さくなったこと




哀ちゃんは、少しだけ辛そうだった


それはそうだ、怖いはず



バレたら確実に殺される

しかも、もしかしたら周りの子まで巻き込むかもしれない


哀ちゃんの考えてる事は、なんとなく分かった




『哀ちゃん…』




私が声をかけると、哀ちゃんは私の瞳を見る

哀ちゃんの小さな手を私は握った





『まだ高校生だし、頼りないかもしれないけど…力になれる事があったら力貸すから!何かあったら相談とかしてね?』

「…ふっ」





哀ちゃんはクスッと笑った

なんで笑われたのかわからずにキョトンとしてると、哀ちゃんが手を握り返してくれた





「ありがと」





ふわりと笑う哀ちゃん

やっぱ、可愛い





『こんな妹欲しかった…』

「あら、実年齢なら私の方が上よ」

『そうだけどー!』

「ねぇねぇ!2人がなんか楽しそうだよ!」

「灰原さん!Aさんを独り占めですか!」





2人で話してたら、子供たちが寄ってきた


わちゃわちゃと急に賑やかになって

けど、哀ちゃんは少し楽しそう




「Aさん!サッカーしましょうよ!」

『いいね!やろう!』

「サッカーできるの?」

『あんまやらないかな?』




みんなで外に出て、サッカーをする

コナンくんがチート級に上手だった




『もー!コナンくん1人チームでよくない!?』

「そーだそーだ!お前はうますぎるんだよ!」

「1人は流石に勘弁してくれよw」




ガヤガヤしていたら、視線を感じた

視線の方に目をやると、隣の家の窓から男の人がこっちを見ていた


私と目が合うと、その人はカーテンの向こうに隠れて行く





『ねぇコナンくん』

「どうした?」

『隣の家って…』

「あぁ、新一兄ちゃんの家だよ、今は昴さんって人が借りて住んでるんだ」

『そうなんだ…』




…少し、気になるな



私がもう一度窓を見ると

そこにはまた、昴さんがいた



ペコリと会釈をしたら、昴さんも返してくれた





…悪い人ではなさそう?





けど、気になる

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作者名:ちぃ♪ | 作成日時:2018年5月20日 23時

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