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少年探偵団 ページ9

子供たちは私の近くに駆け寄ってきて、人懐っこい笑顔を浮かべる

そして、元気に自己紹介をしてくれた



「私、吉田歩美!」

「円谷光彦ですー!」

「俺は小嶋元太だ!」

『私は如月A、この間から蘭ちゃんたちのクラスに転入してきたの、よろしくね』




子供たちは声を揃えてよろしくと言ってくれる

可愛い




『皆は同じクラスなの?』

「うん!同じクラスで、少年探偵団やってるの!!」

『少年探偵団…?』




私が首を傾げると、歩美ちゃんも元太くんも光彦くんもコナンくんも哀ちゃんも

みんな、同じバッジを手に取った




『バッジ?』

「博士が作ってくれたんです!トランシーバーにもなるんですよ!」

『へぇ!ハイテク!』

「この時計には、懐中電灯がついてるんだぜ!」




皆得意げに博士の発明品を見せてくれる

そのどれもうまく出来ていて、博士はすごい人なんだというのが分かった




『すごいね、かっこいいなぁ』

「Aお姉さんも博士に作ってもらうといいよ!」

『え!ダメだよ!少年探偵団だけのお揃いなんでしょ?』

「しょうがねぇ、少年探偵団に入るの許可してやるよ!」




歩美ちゃんは嬉しそうに頷いてくれた

…ホントにいいのかな…


そう思ってコナンくんを見ると、コナンくんも頷いてる




「こいつらがいいならいいんじゃねーの?」

『こんなオバサンが入ってもいいのかな…』

「おばさんじゃないですよ!とても魅力的だとおもいます!」




社交辞令が上手な小学生←

博士は大きな声で笑ってる




「いいじゃろう!今日中に作ってやるから少し待ってなさい」

『ありがとうございます!』




そう言うと、博士は部屋を出ていった

視線を感じて振り返ると、哀ちゃんと目が合った


哀ちゃんはすぐに視線を逸らす



子供たちはテレビゲームを始めているので、私は哀ちゃんの隣に座る




『やっぱり、信じられない?』

「…えぇ、けど…組織の奴らみたいな嫌な感じはしないから…」

『雰囲気でわかるんだ?』

「なんとなくよ、背筋が凍るような冷たい感じがするの」





哀ちゃんはおずおずと私の顔を見る





「でも、貴方からはしないから…信じられるかもしれない」

『っ…』






可愛すぎる…←

お隣さん→←博士



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作者名:ちぃ♪ | 作成日時:2018年5月20日 23時

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