第３話 ページ3
*
環のSNSを見て、恐らく仕事がないであろう平日の夕方。しっかりとスーツに身を包んだ私は、寮の前に立っていた。
「ほ、本当に住所あってたんだ」
え、何これ。インターフォン押してもいいのかな？でも一般人がしていいことじゃないよな。でもずっと立ってる訳にもいかないし。
ぐるぐると複雑な思考の迷路から抜け出せずにいると、背の高い男性が寮に近づいてきた。あの緑色の髪は、確か二階堂さん。
一か八か、話しかけてみるしかない。
そう思った私は、彼に小走りで近づく。あ、もちろん見られても困らない程度の距離をあけて。
「あの、二階堂さんですよね。初めまして、環の姉の京谷Aです。弟がいつもお世話になっております」
「あぁ、タマのお姉さん……はい！？いや、えっ、本当っすかそれ！」
あれ、予想以上に食い付きがいいというか……とりあえず予想外な反応だ。もっとこう、怪しまれたりするかと思っていた。
「ええ、戸籍は変わってしまいましたが＿＿」
その後、家族の事を話すと納得してくれた。ここまで細かく知っているのは親族くらいだろうと。あと、小さい頃の写真も決め手になった。
そして今、二階堂さんがマネージャーさんに私が寮に入ってもいいか聞いてくれている。
なんと環が熱を出しているというのだ。それで寮から出ることができないらしい。この間、理に会った時に別の家族がいたことが相当きたみたいだ、と二階堂さんは言っていた。
私も理に会いたいとか、別の家族いるけど大丈夫かな、と考えていた所で、通話が終わったらしく二階堂さんがこちらを向いた。
「OKでました、あがってください」
「ありがとうございます、失礼します」
これから環に会えるからか、それとも緊張しているからか、胸が大きく脈打つのがはっきりと分かった。
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ちえ - 環君誕生日おめでとう🎁🎂 (2023年4月1日 11時) (
レス) id: 0560ab194e (このIDを非表示/違反報告)
なぎ。 - あぁ…てぇてぇ…まじてぇてぇ…(語彙力消失)可愛すぎだろ！！ (2019年8月3日 13時) (レス) id: 2c3bf4091e (このIDを非表示/違反報告)
衣里(プロフ) - らめる*さん» はい、とても可愛いです (2019年3月2日 15時) (レス) id: 538d14058c (このIDを非表示/違反報告)
らめる*(プロフ) - 衣里さん» ありがとうございます、嬉しいです！環くん可愛いですよね……！ (2019年3月2日 15時) (レス) id: c8b5141a7a (このIDを非表示/違反報告)
らめる*(プロフ) - 夢花 (仮垢)さん» ありがとうございます！楽しんで頂いているようで嬉しいです(*^^*) (2019年3月2日 15時) (レス) id: c8b5141a7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らめる* | 作成日時：2019年1月15日 2時
