幼馴染止まり

28 ページ31

you side


あーあ。言っちゃった…
こんな形で告白なんて。
最悪だよ。


セフンくんについさっき頑張ってって言われたのにこんなんじゃダメだよね私。


チャニョルもチャニョルよ！！
なんなのおめでとうって！
よくもそんな簡単に！
私のこと女として見てないってことでしょ。
なのになんで無駄に優しくすんの？
勘違いするでしょ。
チャニョルのばかっ。鈍感！


明日、朝起こしに行くの気まずい。
ていうか行けない。


ーーーーー


CY side


いつの間にか朝になってて、ベッドでボーッとして目線は時計と天井を行ったり来たり。
いつもの時間になってもAは起こしに来ない。
来るわけないよな。
俺は一睡もできなかった。
仕方なく起きると…


ガチャ…


ニョル母『ちょっといつまでっ…あら、珍しい起きてるのね。Aちゃん来ないからきてみたの。喧嘩でもしたの？』


CY『別に。着替えるからでてけよ』


『はいはい。どうせあんたが悪いんでしょ。早く仲直りしなさいね〜』


バタンッ…


俺が…悪いのか。
早く俺が想いを伝えてれば…
関係壊れるのを恐れてなければ…


あ、あいつ今日1人で電車に…
あの満員電車に…


やばい！早く行かなきゃ！！
もし痴漢にでもあったらどうしよう。
俺は急いで家を出た。


ホームに人が多すぎてとてもじゃないけど探せる状態じゃない。
電車に乗ってからも身動きなんて取れなくて結局Aを見つけることはできなかった。





.

29→←27

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す