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episode:44 ページ3

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「オレらが盗もうとしたバイクは…
マイキーの兄貴のバブだったんだ

ここ、マイキーの兄貴の…真一郎君の店で
一虎に殴られそうになった真一郎君を庇う様にAが飛び出して来て…


どーしよー一虎、A…息してねーよ」


「落ち着け、ケースケ
Aはまだ死んでねぇ、すげぇ浅いが息はしてる…危ない状況には変わりないけどな」


救急車を受け入れる準備を終えた真一郎が戻って来た


場地は真一郎の言葉に少しばかり安心したが、一方で一虎は先程場地から伝えられた真実にもう頭がついていかなかった


「オレじゃねぇ‼︎オレは殺してねー
場地の妹をオレが…オレが殺すワケがねぇ‼︎」

1人、目の前の現実を受け入れられず一虎はブツブツと呟いていた


やがて警察のサイレンの音が聞こえたが、場地は真一郎や倒れている妹を残して逃げることなんてもちろんできなかった
一虎はサイレンの音すら聞こえない程に気が動転しており


「全部マイキーのせいだ…だから」


「……?一虎?」


「マイキーを殺さないと」


もう自分を正当化する為に他人に責任を押し付けるしかなくなってしまっていた



やがて2人は駆けつけた警察に取り押さえられパトカーに向かう途中


場地もだんだんの目の前の状況が受け入れられず、“これはきっと悪い夢だ”と現実から目を背けようとした時


「場地‼︎」


と近くで自身の名を呼ぶ声が聞こえた


そしてその声の主が誰か気づいた瞬間に
一気に現実に引き戻され、再び涙が溢れ出してきた


「どうした?何があった?」



“マイキー”


自身が大切に思っているのと同じぐらい…もしくはそれ以上にAを愛している男“佐野万次郎”がそこに立っていた



「ごめんっ」



場地はもうこれ以外の言葉が見つからなかった



ーーーーー
ーーー





目を覚ますとそこはあたり一面真っ白な部屋だった


…ここ、どこなんだろう

そう思ってあたりを見回そうとしたが、頭がズキズキと痛み、体に上手く力も入らなくて起き上がるのにかなり時間がかかってしまった


そっと頭を触ってみると頭には包帯が巻かれていて、自分の服装や点滴、ベッドなどを見てここが病院なんだと理解した


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チョコプリン(プロフ) - コメ失礼致します!!作者様!どうかお大事にゆっくり過ごしてください😭いつまでも待ちますし本当に作者様がゆっくり過ごせる事を心よりお祈りしております😌💕 (2022年2月14日 8時) (レス) @page7 id: e53e09d499 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 了解です!ゆっくり休んでください。待ってます♪ (2022年2月14日 7時) (レス) @page7 id: ef9e4cc349 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - チョコプリンさん» 初めまして😊コメントありがとうございます!嬉しいお言葉を頂きホクホクしております🥰ゆっくり更新ではありますが頑張りますので今後もよろしくお願い致します🙇‍♀️ (2022年1月18日 21時) (レス) id: f655379a06 (このIDを非表示/違反報告)
チョコプリン(プロフ) - 初めまして✨昨日発見しまして一気にここまで読んでしまいました!めちゃくちゃ面白いです🥰🥰🥰今後の展開楽しみに待っています💕 (2022年1月18日 10時) (レス) @page2 id: e53e09d499 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年1月17日 15時

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