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イザナ君と出会ったあの日から、イザナ君は真一郎君を通して私に手紙をくれる様になった
綴られている事は大体が真一郎君の事で
そしていつも手紙の最後には
“早くAに会いたい”と綴られていた
…こりゃ、早く会いに行かないとイザナ君拗ねちゃうなぁ
また今度、真一郎君に連れてってもらおう
そう決めた所で私はイザナ君からの手紙を机に置いた
そうして次は机に置いてあったあるモノを手に取って部屋に寝転ぶと、私はソレを天井に向けてボーッと見つめた
“四つ葉のクローバー”
コレの送り主はいったい誰だろう？
先日迎えた6歳の誕生日の朝、玄関の前に置かれていたのだ
“たんじょうびおめでとう”
と書かれた小さな紙と共に
圭介に向けたモノかと思ったが
“それはオレにじゃねぇし、オレからでもねぇよ”
とバッサリ言い切るので引き退った
まぁ、そんな事は最初からわかっていたのだが
実は1度目の人生でも、この送り主不明の四つ葉のクローバーが毎年誕生日に玄関前に置かれていたのだ
いつからかそれは無くなってしまったけど、それまでは毎年毎年
“たんじょうびおめでとう”と書かれた紙にこのクローバーが添えて置かれていた
ずっと送り主はわからなかったが、それでも四つ葉のクローバーをわざわざ私の為に探してくれたんだと思うと、そこに込められている想いを大切にしなきゃいけない気がして、私は毎年そのクローバーを栞にして大事に持っていた
今回の人生では、この“幸運”を毎年届けてくれる人に会えるかな
会えたらいいな
“ありがとう”と言えたらいいな
そして私もその人の為に何かできたらいいな
仲良く、なれたらいいな…
そんな事を考えているうちに
私はいつの間にか四つ葉のクローバーを握りしめて眠ってしまっていた
「…いいのか？
オマエからだって言わなくて」
「なに、仲取り持ってくれんの？」
「そりゃ無理な願いだな。オレはいつでもAの味方だし
Aの望まない事はしねぇ」
「正直すげぇ羨ましいよ。Aに無条件に愛されるオマエも…兄貴もエマも
…まぁ、今日はこの寝顔拝めただけでもヨシとするわ」
「…今すぐ記憶から消せ」
「むり」
そんな2人の会話が部屋の扉から私を見て交わされていた事など、夢の中に居た私はもちろん知らない
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梅(プロフ) - はなさん» コメントありがとうございます‼︎私自身もまだボンヤリとしか考えておらず、この先が気になっている1人です(笑)ゆっくりではありますが更新頑張ります(о´∀`о) (2022年1月4日 9時) (
レス) id: f655379a06 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 夢主がマイキーや稀咲、イザナとこの先どうなっていくか、続きが凄く気になります！！更新楽しみにしています(*^^*) (2021年12月31日 10時) (レス) id: 0c03d7cf6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梅 | 作成日時：2021年11月11日 16時
