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episode:28 ページ35

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その日から約束通り私たちは毎日遊んだ
少ししてエマも一緒に稽古に参加する事になった
2人で居る時は笑顔も見せてくれる様にもなった
それでも時折寂しそうな顔を見せるエマに、私は思い切って尋ねた


『…やっぱり寂しい?』


「…たまにね」

困ったようにエマは言った


“たまに”とは言うものの、まだまだ寂しいんだろうと思った


『真一郎君達とは仲良くなれた?』


「…ふつうかな」


そう答えるエマを見て、“エマが心を開けば佐野家のみんなは受け入れてくれるのに”と思った

きっと時間が解決するのかもしれない

それでも、今目の前に居る彼女が寂しい思いをしているなら、一秒でも早くその寂しさを拭い去ってあげたいと思った


だって、私が知っているエマは2人の兄を心から大切にしていて、2人もエマを心から大切にしていたからだ



『ねぇエマ…
エマの新しい家族はね、すっごく優しくてカッコいい人たちなんだよ
だから、エマにもはやく好きになって欲しいと思う
このままエマが1人で頑張ろうとしても、きっと佐野家の皆が放っておいてなんてくれないと思うなぁ…』


少し、助言するつもりで言った


「…アイツも?」


『アイツって?』


「…まんじろう

だって、Aと話してる所見たことないもん」


エマがそう尋ねてきた



よく見てるなぁ…と感心しながら私は答えた



『もちろん、すごく優しいよ
少し素直になるのが上手じゃないかもしれないけど、きっと仲良くなれるよ
圭介も彼の事大好きみたいだし!


…ただ、私とは仲が良くないだけ』


何でもない事のように笑顔で答えた


「…そっか、わかった」


エマは短く返事をすると、それ以上何も聞いて来なかった


その事に安心していると


「…ウチはAのこと大好きだよ」



と照れ臭そうに私から視線を逸らして呟いた



その言葉に感激した私は


『〜ッ‼︎
嬉しい‼︎私もエマが大好き‼︎』

と思わずエマを抱きしめた



それが、“マイキー”と彼が名乗りだす数日前の出来事だった




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(プロフ) - はなさん» コメントありがとうございます‼︎私自身もまだボンヤリとしか考えておらず、この先が気になっている1人です(笑)ゆっくりではありますが更新頑張ります(о´∀`о) (2022年1月4日 9時) (レス) id: f655379a06 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 夢主がマイキーや稀咲、イザナとこの先どうなっていくか、続きが凄く気になります!!更新楽しみにしています(*^^*) (2021年12月31日 10時) (レス) id: 0c03d7cf6f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年11月11日 16時

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