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5番目のナオミ ページ6

数日後、一年二組での国語の初授業があった。

教壇に立ち、生徒たちを見回したAは、再び教室の窓際の席に少年の姿を認めた。目が合うと、彼はぺこりと一礼した。

しばらく固まっていたような気がする。一番前の真ん中の席の茶髪の少年が、怪訝そうに眉をひそめるのが見えて、Aは慌てて咳払いした。

もちろん、座席表を確認するのは忘れなかった。

宮下葵。彼に似合う、清廉で儚げな名前だと思った。

「私は、三浦Aです。一年間、貴方たちの現代文と古文を担当します。よろしくお願いします」

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作者名:朝霧透花 | 作成日時:2018年2月21日 15時

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