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指輪を受け取った翌日、玲王に教えてもらった場所に予定の1時間前に来ていた。
緊張で吐きそうになることなんて、試合の時ですらないのに。

玲王に言われた通り、顔を隠すためにキャップは被って来たけれどチラチラとこちらを見る周りの目が気になる。


「…早く来ないかなぁ」


そう呟いて、緊張を紛らわせるためにもゲームをして時間を潰すことにした。


『…あ、さっきの講義室に忘れ物した』


少し離れた場所から、聞き覚えのある声がして顔を上げる。


「え、何忘れたの?」
『…スマホ』
「ありゃ、じゃあ取りに戻ろっか」
『一人で行ってくるから大丈夫。先に学食行っててくれる?』
「そう?」
『うん、ごめんね』


なんて顔を伏せて話しているけれど、それは明らかに彼女で。
こちらに気付いているのか、いそいそとその場を立ち去ろうとしている。


「あ、A!さっきの合コンの話、Aも行くって返事しとくからねー!」


なんて彼女の友人の1人が大声でそう言ったのを聞いて確信して、彼女を追うために走り始めた。


「…俺から逃げ切れるワケないでしょ」
『最初からそんなつもりありません』
「じゃあ何で走ったの」
『あそこじゃ目立ちすぎます』
「…ごめん」


人気のないところで彼女の手首を掴めば、ぴしゃりと怒られてしまう。
さらに嫌われてしまったかな、なんて不安に思いながら彼女の顔を覗き込めば困ったように笑っていた。


『…何でこんな所にいるんですか、凪先輩』
「Aに会いに来た」


そう答えれば泣きそうな顔で驚くから、変に期待してしまいそうになる。


『どうして私の大学がここって知ってるんですか』
「玲王から聞いた」
『…たしか私、御影先輩にも自分の大学の話してないはずですけど』
「それは…よく分かんないから玲王に聞いて」


そう答えれば表情は変わってドン引きしたような顔をするから、黙っておけばよかったと少し後悔した。


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.→←永続性保つ筈がない



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chiito(プロフ) - animestarmyu042さん» こちらの都合で申し訳ないのですが、今は別の作品を練っているのでまた気持ちがこちらの作品に向いたら書けたらなと思っております。気長に待って頂けると嬉しいです、よろしくお願いいたします…! (3月13日 17時) (レス) id: db14ec3e34 (このIDを非表示/違反報告)
chiito(プロフ) - animestarmyu042さん» 作品を読んでくださり、またそんなふうに言っていただきありがとうございます!いずれこの話の短編というか小話を書けたらと思って続編リンクを貼っておりました。なかなかいいアイディアが思い浮ばずこのままになっており申し訳ありません。 (3月13日 17時) (レス) id: db14ec3e34 (このIDを非表示/違反報告)
animestarmyu042(プロフ) - 続きが気になります。 (3月11日 21時) (レス) @page50 id: f7f1d51caf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:chiito | 作成日時:2023年4月24日 21時

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