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君は支配者に ページ22

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タクシーを拾って乗り込めば、ウトウトしながらも睡魔に抗う彼女。
それを愛おしく思いながら眺めていれば、結局負けてしまったらしい彼女はこちらに頭を預けて来て。
我慢出来ずに思わずつむじに一つキスを落とした。

高校を卒業してからもずっと契約を更新し続けていたアパートに着くけれど、まだ眠っている彼女。
とりあえずタクシーから降ろすために抱っこするけれど目を覚ます様子はないから、そのままベッドに寝かせた。


「業者に部屋掃除してもらっといてよかった…」


なんて一人呟きながら、2つのコップに水を注ぐ。
一旦気持ちを落ち着かせようとその一つに口をつけながら彼女を眺めて、あの頃のことを思い出していた。


『あれ…ここ…』
「あ、目覚めた?」


彼女は部屋を見渡しても驚く様子もなくて、きちんと先程までの記憶があるようで安心する。


『ん…凪せんぱ、』
「警戒心なさすぎじゃない?」


相手が自分じゃなかったら許せないんだけど、なんて思いながらキスを一つ落とした。

どんな反応をするんだろうと思いながら彼女を見れば、物欲しそうな顔をしながら首に手を回してくる。
…これは、合意って意味で捉えていいよね?
そう思った瞬間に、タガが外れてしまう。

彼女の存在を確かめるように何度もキスをすれば、彼女が俺の首に回していた腕にギュッと力が込められる。


「…ね、いい?」
『あ…待って、ください。その、シャワーを』


なんて潤んだ目で甘えるように言われれば、理性は簡単に吹き飛びそうになる。


「…俺は気にしないけど」
『私が気にします』
「えー」


そう言いながらも彼女が嫌がることはしたくないから、彼女の服の裾から忍び込ませていた手をスルリと抜く。
丸いおでこにキスを落とせば、少し嬉しそうにしながらはにかむから胸がぎゅっと締め付けられた。


「早くしてね」
『…わかりました』


浴室を案内して、シャワーの音が聞こえて来れば先に起こる出来事を強く意識してしまった。


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chiito(プロフ) - animestarmyu042さん» こちらの都合で申し訳ないのですが、今は別の作品を練っているのでまた気持ちがこちらの作品に向いたら書けたらなと思っております。気長に待って頂けると嬉しいです、よろしくお願いいたします…! (3月13日 17時) (レス) id: db14ec3e34 (このIDを非表示/違反報告)
chiito(プロフ) - animestarmyu042さん» 作品を読んでくださり、またそんなふうに言っていただきありがとうございます!いずれこの話の短編というか小話を書けたらと思って続編リンクを貼っておりました。なかなかいいアイディアが思い浮ばずこのままになっており申し訳ありません。 (3月13日 17時) (レス) id: db14ec3e34 (このIDを非表示/違反報告)
animestarmyu042(プロフ) - 続きが気になります。 (3月11日 21時) (レス) @page50 id: f7f1d51caf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:chiito | 作成日時:2023年4月24日 21時

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