56.Koji ページ6
康二side
康二「これ、照にぃ?」
辰哉「そう、俺と新人の頃の照ww ちなみに俺の方が少し先輩な!」
写真には少し若いふっかさんと、まだやんちゃ感のある照にぃの姿。
肩を組んでピースしとる。
辰哉「照がさ、ホストになった理由知ってる?」
康二「知らないです…」
辰哉「親父さんの借金返すため」
康二「えっ!!Aちゃんと一緒やん…」
辰哉「たぶん、自分と同じだったから気持ちが痛いほど分かったんじゃないかな?だから借金の肩代わりまでして、"俺の"って気にかけてたんだと思う」
その写真を懐かしそうに眺めるふっかさんの顔を見て分かった。
ふっかさんが1番照にぃのこと心配してる…。
辰哉「まぁ、最初は何もできないし、人気もないからだいぶ落ち込んでたけどね〜」
康二「ずっと一緒だったんですね?」
辰哉「まぁな!俺が照の指導係だったし!」
2人の絆…固いんやな。
辰哉「照は大丈夫、長年一緒にいる俺が保証する。だからもうそんな顔すんなw?」
康二「ふっかさん…ちょっと抱きしめてもいい?」
辰哉「あーあー、いいよw」
ごめんねと尊敬の意味も込めて、ふっかさんをギューっと抱きしめた。
180人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ALICE | 作成日時:2020年4月15日 10時