Cinderella2 (ページ1)

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51.Shota ページ1

翔太side

翔太「俺、決めたわ」

『ん？』

マヌケ面で俺を見上げるA。

お前、そういうところだよ。

これが天然なのであれば、正真正銘の魔性の女だ。

翔太「今日からお前、俺の女な」

『え…？でも…』

翔太「照…か」

『うん、私…照くんに借りがあって』

翔太「俺の顔の傷… それは借りにはならないの？」

『それは…』

こんな時にこのことを出す俺はすげぇ卑怯だって分かってる。

分かってるけど…もう無理。

『翔太…傷のことは本当にごめんね、でも、照くんがいなかったら私…』

翔太「もう…照、照うるさい」

腰にギュッと腕を回して、顔をギュッと近づければ明らかに真っ赤になるA。

この後の行動なんて誰でも予想つくでしょ？

ラウ「Aーっ！！」

唇が触れ合う前に俺たちのムードを切り裂く声。

その声で緩まった俺の腕から思わず離れるA。

ラウ「大丈夫！？生きてて良かったぁ」

さっきまで俺がいたポジションにはあっという間にラウール、そしてそれを囲む他のメンバー。

『大丈夫だよ、傷は深いけど安静にしてればちゃんと治るってお医者さんが』

辰哉「そっか、とりあえず良かった」

ラウ「本当によかった…、守ってあげられなくてごめんね」

『ラウールが謝ることじゃないよ…！』

いや、マジで空気読めない。

わちゃわちゃしてるそこから少し離れて、俺は椅子に項垂れた。

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作者です！

続編まで読んでいただきありがとうございます！

少し前に途中まで続編を書いたのですが、話の方向をちょっと変えるために1度削除させていただきました。

そして前作では沢山の評価ありがとうございました！
とても励みになります(*´꒳`*)

これからもよろしくお願いします！

以上、失礼しました！！