Cinderella (ページ34)

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蓮さんにドキドキしたまま、開店時間が近づいてるからフロアに行くと、辰哉さんが分かりやすくイラついている。

翔太「そんなイライラしたって変わんなくない？」

辰哉「なぁ、誰か何か知らないの！？」

何が起きてるのかさっぱり。

涼太「とりあえず落ち着こうよ」

亮平「ダメ、やっぱり連絡つかない…」

『あ、あの…どうしたんですか？』

辰哉「あ、ちょうどいいところに！なぁ、照がどこにいるか知らない？連絡つかなくて」

『照くん、お客さんのところに行くって言ってました』

辰哉「同伴？誰のとか分かる？」

『そこまでは…』

照くんと連絡つかないんだ…。

何してるんだろう。

お客さんにもあの笑顔を見せてるのかな。

大介「同伴ならお店始まってから来るでしょ！そんな心配することじゃないよ」

辰哉「も～！！同伴するなら連絡しろって言ってるのに！！」

翔太「1位は忙しいんじゃないの～？」

蓮「あ、翔太くん先月のランキング負けたから妬いてるんだww」

翔太「ちげーし！！」

辰哉「あーーーーっ！！」

辰哉さんのその声にみんなが驚く。

康二「ちょっとびっくりするじゃないですか！！」

辰哉「あー、ごめんごめん、Aちゃん用に携帯用意したからこれ使って？」

何も持っていなかった私に与えられたスマホ。

辰哉「とりあえずSnow Manの連絡先は入ってるから！」

『Snow Man…？』

亮平「照を合わせた俺たち9人のことだよ？」

辰哉「なんかあったらいつでも連絡して？」

それからしばらくしてお店がオープンした。