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11 夕日が落ちる時に ページ11

花火が全て無くなり、日も落ちてきて


「そろそろ帰ろっか」


エイジさんがそう声をかける


メンバーみんなうなづいて、片付けを始めたその時だった



「ねぇ、Aさ、YouTube始めてどんくらいなの」


「あー、1年くらいじゃないですかね」

「ふーん...


の割にさぁ、面白いし登録者多いよね」



「えぇ、動画みてくださってるんですか!?」


「あ...まぁ


毎日見てる。っていうか通知入れてる」


嬉しいけれどなんかすごく恥ずかしい




「えーっと、さ

俺ら結構体張ってる方なんだけど

女性YouTuberだろ?なのに俺らと変わんないくらい体張ってる気がする」


「まぁそれは

アバンティーズさんを尊敬してるからじゃないですかね」



そういうと、彼が片付けをする手を止めて振り返る




「もしかして俺らに憧れてYouTubeやり始めたとか?」


私もエイジさんの方を振り返って

「そうですよ!

仲良くなりたいとかそういう気持ちよりも

なんていうか、楽しそうだなぁって思って」




「そっか」


照れているのか、それともなんとも思ってないのか



また片付けを再開した彼がはぁ、とため息をつく


「どうかしましたか?疲れたなら私やっておきますけ...」

言い終わるよりも前に、エイジさんが手を掴んできて


「なんか...

俺もAに憧れてるって言うか

だから今日会えて嬉しかったんだけど


Aも俺らに憧れの気持ちっていうの?抱いててくれたんだなぁって」


そう言ってから数秒手を掴まれたままで
首を傾げると


「つまり、上手く言えないけど


ありがとうってこと。

俺らなんかさ、ただ暴れてるだけだよ

けど手伝ってくれて、嫌な顔一つしない上に憧れですなんて言ってくれたから

なんか元気が湧いてきたわ」

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設定タグ:アバンティーズ , エイジ , YouTuber   
作品ジャンル:恋愛
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ちいま(プロフ) - 消したつもりでしたがついてしまっておりました。ご指摘ありがとうございます! (2019年2月3日 15時) (レス) id: 2b42d642ac (このIDを非表示/違反報告)
- オリジナルフラグ気をつけてくださーい。 (2019年2月3日 15時) (レス) id: bd7f78cad2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちいま | 作成日時:2019年2月3日 14時

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