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side:D
『大ちゃん！ジーコ！お疲れ様！』
「...！おおにっちゃん！」
ひとつは今まさに会いたかったおおにっちゃんと、
恭『お疲れ様です』
おおにっちゃんの後から控えめに頭を下げる高橋。
康『おー、流星！恭平！学校終わったんか！』
恭『はい。今日は授業少ない日で』
康『やー、よかった！調度大吾が流星不足でうるさかってん！構ったって』
『えー...、どうしよっかなー』
そう言ってにやにやしながら俺の目の前に座る愛しい子。
この感じがたまらへん。
「構わんでいいから、構わして」
『？、それどうちゃうの？』
「俺が一方的にイチャイチャする！」
正『一方的にイチャイチャって何やねん』
「うるさい！」
康『恭平も突っ立ってんとこっち来ぃ！』
康ちゃんの手招きで高橋も中に入ってきて、
パタンと静かに扉が閉まる。
1時間もないその時間、
お互いの練習の様子を話したり
おおにっちゃんと高橋が演出のこととか相談してきたり、
他愛のない話をして、
その間に腕の中に捕まえたおおにっちゃんに
俺はここ最近会えなかった分を補充する。
正『あー、そろそろ行かなアカンな』
康『ほんまや、一瞬やったな！』
「まだ離れたくない」
『はいはい』
康『めっちゃ冷たいな、流星』
冷たい声色で言ってるつもりやろうけど、
俺は知ってる。
おおにっちゃんはなんだかんだ俺に甘い。
『もう、大ちゃん！大ちゃんも練習あるでしょ！』
「あるけど...」
『大ちゃん、流星は頑張る大ちゃんカッコイイって思てるよ。離して』
「もう、可愛いなぁ」
うりうりと頬ずりしてれば最終的に正門に引き離された。
くそぅ、自分は一緒に練習するからって...！
『さー！練習、いこ！』
おおにっちゃんは正門の背中を押しながら外に向かう。
寂しいけど仕方ない。
そう思った瞬間。
くるっと顔だけこちらに振り返って、
未だにステージのことを康ちゃんに質問してる高橋の腕をおおにっちゃんが掴む。
『もーっ！恭ちゃんも！続きは練習終わってからにしましょう』
康『えー、何？恭ちゃんって呼んでるん？流星！』
恭『リクエストしたら呼んでくれました！』
康『俺のことはむむくんって呼んでくれんかったやん！』
『それはジーコがやっぱいいって言ったからー...ってもう！ええの！ほら、行くよ！』
恭『あ、えっと、失礼します』
ぐいぐいと高橋の腕を引っ張っていく姿に、
人知れず何かが崩れる音がした。
＊
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sN(プロフ) - この時代から大西畑知ってたのが羨ましい過ぎます！全部読みました、めっちゃよかったです！ (2022年1月9日 3時) (
レス) id: d941955413 (このIDを非表示/違反報告)
ちゆ(プロフ) - フジモンさん» コメントありがとうございます(*¨*)何かのセリフのつもりでは書いてないんですけどもしかしたら何かと被ってるかも知れません(>_<)世界で一番好きって言うのが在り来りな表現やけど、ってニュアンスで西畑さんは使ってます (2018年9月5日 7時) (レス) id: d82cf62acc (このIDを非表示/違反報告)
フジモン(プロフ) - 突然コメント失礼します(><)思わず泣いちゃいました！少し気になったのですが西畑大吾世界で一番のセリフ何かの番組ですか？ (2018年9月5日 0時) (レス) id: 100b4d70ff (このIDを非表示/違反報告)
ちゆ(プロフ) - えりなさん» コメントありがとうございます(*¨*)そんな風に言っていただけて嬉しいです！よければ最後まで楽しんでもらえればと思います！！ (2018年6月9日 19時) (レス) id: 9c3d0dd1e0 (このIDを非表示/違反報告)
えりな - だぁ(*∩ω∩*)言葉にならない感情が心の底から溢れ出てくる！！キュンキュンします！素晴らしい作品に出会えました！更新頑張ってください(*^^*) (2018年6月9日 7時) (レス) id: ca05f7c3fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゆ | 作成日時：2018年5月6日 0時
