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「…信じられないって言われてもしょうがないと思うけど、一回も女の子と会っとらん。Aに連絡しとった時間はだいたい撮影終わりか仕事終わり。」
なんとなく、どうせ他の女の子やお店の女の子と遊んでいるんだろうなと思っていたけど。
さすがにこの顔で話されたら本当な気がする
「Aは?俺が言えた試しないのはわかってるけど、男に会っとらん?この何週間か、Aのこと考えすぎてまじで死ぬかと思った」
向かっていた店の駐車場について、車内でそのまま二人で話す
「信じられないのはわかってる、それだけAのこと…なんていうか隣にいて当たり前と思ってたからめっちゃ傷つけて、それに気づかないでずっといたから、Aはずっとこんな気持ちだったんだと思ったら…」
ハンドルに手をかけて頭をうずめてる
『…誰にも会ってないよ。誰にもっていうより、りょうくんととしみつには会った、あとはいつものメンバー。てつやとのこともすこしだけ話した。別れようと思ってるってこと、驚かれたよ』
「Aは気持ち変わってない?やっぱり俺とは別れたい?……指輪も外したんやね」
別れ話をした日から、あの指輪はつけていなかった。目に入ると苦しくて
とてもじゃないけど身に着けられなかった。
でも、家に帰ると毎日必ず眺めていた。苦しくて身に着けられないけど、眺めると不思議と安心した。
『私も、毎日てつやのこと考えてたよ。…指輪も外してるけど毎日家で見てた。苦しくて、見ると悲しくなるけどなんでこんなに好きなんだろうって、なんで結局離れられないんだろうって、毎日思ってた』
「A…」
『馬鹿だよね、距離置いたって生活にてつやがいるのなんて当たり前だから結局毎日考えちゃって、好きなこと実感するだけだった。』
「馬鹿なのは俺だよ、本当にごめん。ごめんって言ったって完全には信じられんとおもうけど、本当にAが大事だよ。」
「だから、離れるってもう言わんで」
てつやに抱き寄せられて、私は泣いてしまった
「泣かんでよ...Aに泣かれるとどうしていいかわからん」
涙を拭きながらてつやは笑っている
『...きで..ご...ん...』
「ん?なんて?」
『好きで、ごめん』
てつやの目をみて、泣きながら言った
「...も〜結局好きやん俺のこと〜」
『もういや、なんで好きなんやろ』
「そんなこと言わんでよ」
あれだけ離れたいと一度は思ったのに、結局離れられないのは呪いなのか、なんなのか
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なぁ(プロフ) - お疲れ様でした…リアルな話で、あー…わかる。ってなるワードが数々ありました。バットエンドじゃなくてよかった…次回作も楽しみにしております! (2019年8月26日 10時) (レス) id: 07945c6d2e (このIDを非表示/違反報告)
Mrs.ぱんぷきん(プロフ) - 完結おめでとうございます!めちゃくちゃ素敵でした!楽しみが1つ終わってしまったこと、とても悲しく思います…。次回作も楽しみに待ってます! (2019年8月26日 3時) (レス) id: 318cc8d8b4 (このIDを非表示/違反報告)
まりね(プロフ) - 更新待ってました泣ありがとうございます、、、! (2019年8月24日 3時) (レス) id: 6dfa6625a8 (このIDを非表示/違反報告)
ぱん - 続き楽しみにしています! (2019年7月21日 23時) (レス) id: dc7d3b7ef1 (このIDを非表示/違反報告)
こじゅん(プロフ) - すっごい続き気になります! (2019年7月19日 0時) (レス) id: 77f70f1465 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:どら | 作成日時:2019年7月18日 11時