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tn「あー、結果は……」
そんなにためなくてもよくないっすか、先輩。
こらそこ、盛り上げない!
で、結果は……?
tn「……引き分けやな。二人とも同点で一位。ほら」
目の前に出された自分の成績表を見ると、全教科満点に一位という文字。
いや、本当に満点だとは…
これは親に報告して、何か買ってもらおう!
うん、別荘とかいいね。
……これ、賭けはどうなるんすかね…
「え、同点⁉」
「しかも、オール満点」
「やば…」
「生徒会長、引き分けなので今回のことはなかったということでいいですよね?」
gr「……そうだな。だが、俺はまだ諦めてはいないからな」
「いや、なんでそんなに私にこだわるんですか?」
gr「面白そうだからだゾ」
なんだその変な理由。
こちとら、君らといると目立つので関わりたくないんですけどぉ。
「えぇ……じゃあ、これからは面白くならないように努力しますね」
gr「やっぱり、お前は面白そうだな」
「……えっと…もう教室に帰ってもいいですか?」
gr「いいゾ。大先生とひとらんが確か一緒のクラスだっただろ。送ってやれ」
わお、上から目線。
大先生のことはまだ許してないから、ひとらんの後ろにでもくっついておこう。
ht「じゃあ、Aちゃん行こっか」
「ん、はよ行こ。大先生は来なくてもいいよっ」
ut「え、急に辛辣ッ」
「大先生のせいでこんなことになったんだから、今度何か奢ってねっ」
ut「おっ、それは今度デートしようという誘いッ?」
「…きしょ」
ht「大ちゃん、それはきもい…」
「…ひとらん、早く行こ」
そう言って、ひとらんの袖を引っ張って生徒会室を出た。
「え、なんであんなに仲いいん?」
「西園寺さんってタメ語使えるんやね…」
「…最後まで、フードで顔が見れんかった」
「今度話しかけてみよ」
生徒会室からは、さっきまで私たちのやり取りにポカンとしていた人たちの声が聞こえてくる。
クッソ、これはさらに興味を持たれた気がする。
どうやって関係を絶つか…
生徒会と一緒に教室に入ると確実に目立つので、教室が近くなったところでいきなりダッシュして後ろのドアからそっと入った。
足音を立てないように走ったのでめっちゃ変な走り方になってしまった。
後ろでひとらんが爆笑しているが、ひとらんなのでまあ許そう。
だが、大声で私の名前を叫ぶ大先生は絶対に許さぬ。
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ラーク - あの、更新停止してますか?一番好きな作品だから現状しりたくって、、、。教えてください!! (2020年7月12日 16時) (レス) id: 5b2067527a (このIDを非表示/違反報告)
ひなひなひなひな - ↓↓↓それな,,絆創膏,,女子力,,\(^o^)/ (2020年5月7日 21時) (レス) id: 2e0228b2c8 (このIDを非表示/違反報告)
ひなひなひなひな - これで控えめなら大げさに言ったらどうなるんだ,,?() (2020年5月7日 21時) (レス) id: 2e0228b2c8 (このIDを非表示/違反報告)
稚依(プロフ) - コメント遅くなってすみません(土下座)そう言っていただけると嬉しいです!コメントありがとうございます (2020年4月25日 18時) (レス) id: 827b40f3c8 (このIDを非表示/違反報告)
あか - 私にぴったりの作品でした! (2019年8月4日 12時) (レス) id: 086f92bdf0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:稚依 | 作成日時:2019年5月20日 23時