R U L E R # 2

RULER ページ12

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( 康二side )



あの時のことはいつまでも覚えてる

いつものように縁側でぼーっとしとったら、久しぶりに帰ってきたシゲ




大毅「よぉ」


康二「…シゲ！お前」


大毅「ずっと、おらんくてすまんかった」





この時からなんか様子が変なのは分かってた

けど、シゲは何をしたかったんかとかそんなことまでは分からんかった



康二「なんで今までおらんかったん？サクラに全部押し付けたん？もう限界やで」



そう言うとシゲはなぜか追い詰められたような顔をしてた



大毅「…もう、無理や。重岡組は解散する。Aにお願いがある」




なんで、シゲはそんな簡単に"解散 " を受け入れられるのだろうか


こうなることを予想していたのだろうか



康二「なに」


大毅「…サクラと逃げてほしい」


康二「は？どういう事やねん」


大毅「今はもう時間が無いねん」


康二「シゲは？どうすんの？Aは？ほっていくの？」


大毅「Aのことは紫耀に頼んだ。だから大丈夫や」


康二「…なんでこんなことになってんの、勝手におらんくなったと思ったら解散？は？ふざけんなよ」







こん時はただただ、大好きやった重岡組が無くなることが受けいろれへんかったんや

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