R U L E R # 1

RULER ページ33

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( Noside )




廉「くそっ…」


大吾「油断してもうたのがあかんかったわ、ごめんな」


康二「お前は悪くない、とりあえずここから抜け出す方法考えやな」



黒蝶の幹部達は閉じ込められいるようだ



廉「早くここから抜け出さな、Aも…！」


焦る廉だが



紫耀「大丈夫だ。Aなら」


大吾「なんでそんなこと言えるん」


紫耀「あいつが助けてくれるやろ」


廉「あいつって誰や？」



紫耀は窓の外を見ながらそう言った


そんな紫耀を見守るように見つめていた康二はどこか心配そうな顔をしていた



康二「…」




すると



「はぁ？！俺らが黒蝶を倒す前に誘拐してただと？」

「はい、それで白虎の奴らに…」


「…ざけんな、これじゃ黒蝶倒したとは言えねぇじゃねぇか」




扉の向こうから聞こえる会話




大吾「白虎がAを誘拐？」


廉「それなら黒蝶は倒されたことにはならん！」



そう言うと紫耀は少しにやっとして




紫耀「…勝利」




小さく呟いた




康二「紫耀、どっかで頼ってたんやろ？」



紫耀「そんなんやない」



康二「無理しやんでええから」




小声でそんな会話をしていると


ドンッと手前の扉が開いた

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