R U L E R # 1

RULER ページ1

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授業中


一番端っこの窓際の席で晴れ渡った空を見ていた




まるで、少女マンガのヒロインのようだ


でも、現実は全く違う




隣の席は、ガラの悪い不良


前の席もケンカが強そうな女の子




「だからここは主語を…」



先生が英語の授業をしていても煩くて全く何も聞こえない



クラスにはまともな人なんていないに等しい

だいたいここでのまともな人なんて" 弱者 "であり" 強者 "のいいなりだ





幸い、私はなぜか喧嘩の強い女の子たちに気に入られ仲良くやっている


正直言って疲れるが歯向かうのも面倒くさい





「重岡、ここ答えろ」


このクラスできちんと制服を着ていて真面目に授業を受けていて当てやすいと思うのだろう



大抵当てられるが、優等生を気取るのも馬鹿げた話




貴方「聞いてませんでした」


「話をよく聞いとけ」



私を注意する前に、この状況どうにかしてから言ってほしい

それができないなら、先生も" 弱者 "同然だ




「あんたって授業真面目に受けてそうで受けてないよね〜」



貴方「そう？瑠花よりかはマシだと思うけど」


瑠花「はぁ？笑」



私の仲良くしてもらってる友達の1人


この子がグループの中ではまだまともな方だ


ケンカはかなり強い



貴方「お腹空いた〜」



瑠花「私も」



そんな私は


" 普通の高校生 "

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