特別な日に ページ34
壱番隊とマイキーでいつもの神社に集合する。
思い出したのはマイキーに傘下に下ることそして11代目黒龍の話をした。
ーーーーーーーーーーーーー
乾「大寿は引退した…黒龍は東卍の傘下に下る」
マイキーは静かに言う。
マイキー「お前が11代目を継ぐのか?」
乾「いや…11代目総長は俺じゃない…花垣武道を指名する!」
そう言うとマイキーの目が開かれる。
マイキー「タケミっち?」
乾「大寿に立ち向かう花垣に初代の面影を見た…アイツは黒龍総長の器だ」
俺は全身全霊で伝えたがマイキーはたった一言。
マイキー「やだ」
乾「え?やだ?」
マイキーは階段を静かに降りてくる。
乾「もちろん花垣を東卍から引き抜こうって訳じゃない…壱番隊隊長と兼任で……ユウはマイキーの返答次第で認めるって」
マイキー「おい…最初にタケミっちを見つけたのはお前じゃない…俺だ…あと気安くユウちゃんを呼び捨てにするな」
乾「え、えっと……」
マイキー「…兄貴の器だと?そもそも2人とも俺のものだし…お前にやらん」
もしかしてコイツ……いじけてんのか?
マイキー「けど…タケミっちがどーしても黒龍の総長をやりたいと言うなら考えなくもねぇけど…どーしてもだよ……」
ーーーーーーーーーーーーー
乾「(まさか…俺がこの特服に袖を通す日がくるとはな)」
そして話したのはムーチョの裏切りからだ。
武道「この抗争で壱番隊は九井一奪還に全力を尽くします」
マイキー「うん…乾、この抗争天竺が本腰入れて攻めてくるとしたらいつだと思う?」
乾「明日…2月22日は11年前…初代黒龍が誕生した日だ……イザナが佐野真一郎に心酔しているのであれば明日は特別な日だ」
マイキー「動くなら明日だと?」
間違いないとしっかり伝えた。
マイキー「よし、東卍全員を集めろ!明日の抗争に向けて決起集会だ!」
全員「はい!」
そしてもう一つ伝え忘れたことがある。
多分決起集会でユウの姿を見たら全員が言葉を失うであろう。
ーーーーーーーーーーーーー
その頃横浜では建物の屋上に俺はいたが後ろから荒々しい足音が近づいてきた。
確蝶「イザナ!俺は反対だ!」
イザナ「黙れ、確蝶…東卍を潰すにはこれしかねぇ」
確蝶「お前…自分が何しようとしてるのかわかってるのか!」
イザナ「何も問題ねぇだろ?」
躊躇いつつ彼は言う。
確蝶「…っ、俺は認めねぇぞ…殺しだけは!」
彼の声を聞きながらも俺はその算段を考えていた。
16人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ