突然の来訪者 ページ22
武道「例え刺し違えても…千冬、ユウちゃんもわかってくれ…頼むよ」
千冬「壱番隊はどうする?」
武道「俺個人の戦いだ」
千冬「じゃあ、お前がそう説明しろ」
お兄ちゃんを呼んだ時点で他のメンバーも呼んだらしい。
千冬「いいか、タケミっち…これはただの兄弟喧嘩じゃねぇぞ!伝説のチームを作った真一郎くん…そのチームを悪に染めた黒川イザナ…」
貴方「マイキーくんはそれを潰した」
千冬「その流れの中で東卍が誕生して…その流れの中であの人と…この子に会った」
貴方「この兄弟喧嘩はただの喧嘩なんかじゃない…東卍のど真ん中の戦いになるってこと」
千冬「壱番隊の皆にとってもな、だからお前がちゃんと話して皆がどうしたいかちゃんと聞けよ!」
貴方「タケミっちは隊長なんだから!責任持ちな?」
タケミっちは私たちの言葉をちゃんと受け止め残りのメンバーも部屋に招く。
そして全員が参加の意思を示した。
武道「皆……でも」
山岸「気に入らないぜ、黒川イザナ!」
マコト「マイキーくんの敵は東卍の敵!」
タクヤ「そんなの常識だろ!」
敦「1人でやるなんて水クセェこと言ってんじゃねぇぞ!お前が刺し違える覚悟なら…俺はお前に命かけるぜ!隊長!」
武道「アッくん」
やっぱり、そうなんだよね。
これでも皆は東卍のメンバーなんだから。
山岸「そうだよ、武道…なんたって史上最大の兄弟喧嘩だぜ?」
見逃せるわけがないと山岸さんが言った。
マコト「ってかマイキーくんの家庭複雑じゃねぇ?何がどうなってんの」
タクヤ「バカはそんなこと考えなくていいんだよ」
千冬「この隊はお前が思ってるほど弱くねぇ」
お兄ちゃんがタケミっちの肩に手を置いてそう伝える。
貴方「もしものために私も隊員になったんだから…1人でやろうとしすぎだよ?」
本当に頼もしい仲間ばかりだよ。
武道「よし、これから壱番隊の作戦会議を始める!」
全員「おす!」
その時外から聞きなれない声が聞こえてきた。
?「壱番隊隊長はいるかー!」
武道「…何だよ、良いときに…」
窓から外を見ると東卍の特攻服を着た男の人が立っていた。
?「降りてこい…総長の右腕、お前もだ」
私とタケミっちは顔を見合わせて不審に思いながらも下に降りた。
皆と一緒に外まで降りるとソイツは車の窓を叩いて私たちが来たことを知らせる。
窓から顔を覗かせたのは五番隊隊長の武藤泰宏だった。
貴方「タケミっち…」
千冬「ヤベェぞタケミっち…東卍の中でもこの人は特別枠…」
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