Life with puppy (ページ30)

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それから何分経ったかは分からないけど、小さく震えていた颯太くんが静かになった

『、、大丈夫、？』

「・・うん、ごめんね」

『ううん、私の方こそ本当にごめんね』

「俺さ、なんでも許してくれるAちゃんに甘えきってた」

『・・そんなことないよ』

「んーん、そんなことある。俺がどんな我儘を言ってもAちゃんは何やかんや言いながら許してくれた」

「だから、俺もちょっと調子乗ってたところがあった」

「Aちゃんから引越しの話が出た時、ホンマに心臓止まるかと思ったし、めちゃくちゃ後悔した」

「今まで我儘放題でホンマにごめん、、」

『・・・』

「まだ、俺、Aちゃんとおってもいいん、、？」

『私は、颯太くんに、いてほしいよ』

ようやく見れた颯太くんの顔は情けないくらい眉毛が曲がっていて鼻も目も真っ赤で、こんな時に思うのは申し訳ないけれど、とてもとても愛おしかった。

『颯太くん、』

「ん？」

『新しいお家に、一緒に来てくれますか？』

「こちらこそ、一緒に行ってもいいですか？」

『颯太くんじゃなきゃ、嫌だなぁー』

「・・っ、、っうぁぁぁ」

『え、嘘でしょ、』

赤ちゃんみたいに声を上げてひたすら泣いた颯太くんは今は私の膝の上に頭を置き眠っている

～♪

『、、もしもし？』

-「もしもし、こんばんは！八木です！」

『こんばんは、どうしたの？こんな遅くに』

-「颯太に電話したんですけど出なくって、、颯太います？」

『うん、いるよ？でも寝ちゃってるの』

-「そっかぁ、、なんか近々颯太が家に何日か泊まりに来るっていってて、」

『・・あ～、、また、改めてかけさすね！』

-「わかりました！じゃあおやすみなさい！」

『おやすみ～』

『・・ごめんね、颯太』

サラサラな髪が指をぬけ顔にかかった、

私の気持ちにかかっていたものは、そっと流れていった

私は颯太くんが、

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