Life with puppy (ページ21)

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そんなこんなで私たちの関係は《恋人予定》だそうだ。納得はいってない。でもその後もニコニコと告白はサプライズでする！とか絶対に幸せにするのにぃ～とかもう普段の可愛い颯太くんに砂糖を更に追加したような態度にこちらはノックアウト寸前。誰か早く白いタオルを投げてくれ。と思った矢先

「こんな颯太ですがよろしくお願いします。こんな執着してる颯ちゃんは見たことないので、、こんなあれですが本気なんだと思います」

まさかのバイトリーダーの困った笑顔と共に投げられた白いタオル以上のものに私は完敗。

「はい！真剣なんで！幸せになろうね！」

カーンカーンカーン。
オーバーキルです。早く私をリングから下ろしてください！

「まぁ、あんまり外でデートとかも出来ないから寂しい思いさせちゃうかもしれませんけど、颯太をよろしくお願いします！」

「そうだね、付き合うってなったら事務所に言うの？」

「うーん、どうしたらいいんですかね、こういう場合」

「言わなくていいんじゃない？」
「俺もとりあえずは言わなくていいと思うけど、時期が来たらだなぁ」

さっきまでの和やかな雰囲気から一転、なんだか穏やかじゃない話題で3人が悩みだした

「撮られてバレるって事だけは絶対だめだと思うから、それは気をつけてね」

『撮られる、、ばれる、、』

「うん。Aちゃんには色々我慢してもらわなあかんけど、それ以上に幸せにするから」

『我慢、、』

少しの静寂の後に目が零れ落ちるんじゃない？って言うくらい目を見開いたさとうくんの

「まさかだけどさ、颯ちゃんはAさんにFANTASTICSのこと言ってない、、？」

という質問に更にオーバーキルされる事になるなんてこの時の私は知らなかったのだ。

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