Life with puppy (ページ12)

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お風呂も入った後ですっぴん、ハーフパンツにビッグTシャツ。家からコンビニまで5分くらい、、今から化粧する？いや、でもそれはなんか違う気がする。時計を見たら23時49分。待ち合わせ時間は0時10分。家を出るまで残り15分。

時間が許す限り髪の毛を乾かして、ラフなワンピースに着替え薄手のジップアップパーカーを羽織りスマホと鍵とお財布を片手に家を飛び出した。

よく歩くコンビニまでの道をこんなに緊張して歩くなんて初めてかもしれない、

コンビニに着いたが颯太くんの姿はなく、とりあえずコンビニに入り日用品コーナー前で足を止めた。

『…颯太、くん、？』

「…Aちゃん」

カフェでチラッと見た時は会えた驚きが勝って記憶から抜け落ちていたようで、久しぶりにしっかり見た彼は髪色が明るくなっていて肌もすこし焼けたような気がする、

「ちょっと待ってて」

手に持っているカゴをレジに持っていく颯太くんに言われ、私はコンビニを出た

「ごめんね、おまたせ」

『、、うん』

「でさ、何なん？」

『……』

コンビニの近くのガードレールに座る颯太くんは、私の知ってる颯太くんではない、

いや、そもそも私の知っている颯太くんって何だ？

私は颯太くんの何を知ってる？

なんにも知らない、

「…肌寒くなってきたしさ、送るから帰ろっか」
『…え？』
「Aちゃん、話ないんやったら送るから帰ろ？風邪ひくで？」

ガードレールから降り、歩き出す颯太くん

『…待って』

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