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「・・・もしもし?Aちゃん、?」
スマホからとび出てくる彼の声。まさか出るとは思わなかった為、焦りと驚きとそして久しぶりに聞いた声に少しの緊張と。
『・・・』
「・・・切ってもいい?」
『待って、』
「・・・」
『・・・・いきなり電話しちゃって、、ごめんね』
「・・・」
『・・・あの、、あの、、、今何してるのかなぁ、って』
「そんなこと聞くために電話してきたの?」
『・・・』
「ごめん、今忙しいから」
『・・・ごめん』
「じゃあ切『会いたい』
『・・・会いたい、よ』
「・・・Aちゃんの家の、あの角のコンビニに30分後」
それだけ言うと彼は電話を切ってしまった。
こんな歳になって、こんなことで泣くなんて思わなかった。彼の声が聞けた喜びで?それともこれからのことへの不安で?
9月の風がそっと窓を撫でた
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C(プロフ) - トイプードル専門店さん» お返事が遅くなり申し訳ありません、、!ありがとうございます!! (2020年5月11日 21時) (レス) id: e2ea245947 (このIDを非表示/違反報告)
トイプードル専門店(プロフ) - このお話すごく好きです! (2020年4月13日 21時) (レス) id: 7438172f87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:C | 作成日時:2020年1月19日 18時