愛されてるのはマネージャーです【HQ】 (ページ2)

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1日目ページ2

ここは都市から離れた山と海に面している場所だ。

側から見れば監獄に見えなくもない。
そんな外見をしている。

そして、

今日は各高校から集められた優秀選手たちが来る日。
私はこの“バレー強化合宿”の計画者の1人、猫又監督の孫である。

おじいちゃんの事は、昔から大好きで長期休みに入るたびにバレーを教えてもらっていたくらいだ。そんな大好きなおじいちゃんから急に電話が来た。

猫「久しぶりだなA。元気にしてたか？」

『うん！めっちゃ元気にしてた!!私またおじいちゃんとバレーがしたいよ～』

猫「これからは好きなだけバレーができるぞ」

『えっ!?どういうこと？』

猫「それがな、今全国の強豪校達の学校の監督と連携して新しいプロジェクトを進めていて。優秀選手を集めて３年間の強化合宿をする事になったんだ。

でだ、そこで洞察力、記憶力、観察力、そしてマネージャーとし充分な知識に優れているAを特別マネージャーとして任命する事になったんだよ。これはAにしかできないことだよ。

明後日からプロジェクトは開始する。両親には私から伝えてあるから準備して来るように！よろしく頼むな」

私の返事を聞かずに電話を切ってしまったおじいちゃん

プロジェクト？３年間？でもバレーに関わることができる!色々とわからないことはたくさんだけど私にしかできないこと!!!

やると決意を固めプロジェクトに向けて準備を始めた。

そしてついに今日プロジェクトが始動する日!!

あらかじめおじいちゃんから渡された選手達の情報を見て記憶したけど月バレとかでのってた選手ばっかり!

ウキウキとしていたら後ろからおじいちゃんに声をかけられた

猫「そうそう。マネージャー1人で大変だと思うがよろしく頼むよ。それとマネージャーのやる事をあらかじめまとめた資料を渡すからしっかりこなす事。よろしくな」

笑顔で分厚い資料を渡して来たおじいちゃん。

目を通して行くと思ってもいないことが一つ書かれていた。

【マネージャー業】

・朝ごはん作り
・選手を起こす
選手の体調管理
・スポドリ作って渡す
・試合の記録取り

・昼ごはん作り
・アフターケア
・練習のサポート

・夜ごはん作り
・記録まとめ

※マネージャー部屋がないのでどこかの選手部屋で寝ること

え、みんなと一緒になるとか聞いてないんだけど!!!