16【優しい先輩】 ページ16
一年前のあの日から私としげはほとんどを家で過ごした
出席日数も足りてたし、私としげは先生たちの受けもいい方やから平常点も下げられることは無かった
成績は金曜日の夜八時に店仕舞いをした小瀧が一週間分のノートを持ってきてくれて二人で勉強して別室でテストを受けに行っていた
そんなかいもあり、無事に進路先も卒業も出来た私たち
私は文学部国文科
しげは理学部
将来DNAについて研究したいねんて
小瀧はなんかクレープ屋さんが繁盛してるから2号店も出し、近々会社まで完成するらしく通信の大学に進学して両立をするらしい
『しげはよして
私一限から授業やねん』
重岡「わかっとる!
車で行くから待ってや!」
…車で行くんならはよ言ってや
ゆっくりメイクできたやん
大学生になった今でも私はしげとこのアパートに暮らしている
別にしげと居って苦ではないしまた追い出せば面倒やし
重岡「お待たせ!
ほら行くで!!」
あの頃と変わらないしげの後ろ姿
いや、少したくましくなったのかもしれへん
特別変わったのは
重岡「ほら、とも手!」
外に出る時は指を絡ませること
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コピ(プロフ) - すごく面白いです!更新楽しみにしてます! (2018年3月20日 16時) (レス) id: e460f8d550 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちい | 作成日時:2018年3月11日 22時