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辛かった ページ8
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俺はAちゃんのことが好きやった
それは今でも変わらん
4年前のAちゃんの卒業式のとき告白されたけど
断ってしまった
自分でも分からんけど怖かった
Aちゃんを傷つけてしまった俺はAちゃんを忘れるがために親からのお見合いを引き受けてしまった
奥さんは自分が1番やっていう考えの人や
なんでも1番やないとあかん
俺が気に入らんこと言ったらすぐに怒鳴られて殴られた
俺は昔から人に手が出せなくて
奥さんを止めることが出来へんかった
あの日もそう
浮気しとる相手となんかあってそのストレスを俺に当てられとった
もう、なんもわからんくって
それでも頭に浮かんだのはAちゃんのこと
もうあかんと思った
やから、最後に会いたかったなって
気づいたらマンションから落とされとった
殴りかかったところを無我夢中で止めたんや
そのまま追い込まれて
薄れていく意識の中でAちゃんが助けにこーへんかなって
誰が助けてくれたのか分からんけど
もう一度Aちゃんに会えてよかった
でも、もう会われへんかもせーへんな
せやからもう俺に構わんといて
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作者名：ちい | 作成日時：2017年12月13日 23時
