もう一つの中間ん家物語

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智子side


崇ちゃんの部屋を飛び出して居間に行ったらお母ちゃんと藤井さんがキスしとった



幸い、お風呂場から楽しそうな声が聞こえてきたから大毅とのんちゃんはお風呂に入ってるんやろ



智子「…お母ちゃんなにしとるん……」


淳子「…と、智子っ」


智子「なにしとるんって聞いとるねん！」


藤井「ともちゃんごめん…俺たち…」


智子「出来たんやろっ！？それならそうやって言えばええやん！」


崇裕「そんなことここでする事や無いやろ」


淳子「ごめん…ごめんなさい…」


智子「ごめんって言って欲しいんやないっ！」


藤井「…っ！」


智子「……いった…」


藤井「お前、淳子さんの気持ち考えたれや！

さっきからなんやねん！話ぐらい聞けや！」


崇裕「ともねぇに何すんねん！

いくら藤井さんかて許させんわ！」


淳子「もうやめてやっ！」


智子「もう…ええわ…

好きにしたらええよ

お母ちゃんも汚い私がおったら邪魔やもんね…」


淳子「智子！あんた何言っての！」


大毅「…何しとるねん……」


智子「大毅…よかったな、新しいお父さん出来るで

のんちゃんもいっぱい遊んでもらえるなぁ」


藤井「…さっきから何が言いたいねん！

言いたいことあるんやったら言えや！」


やっとか…


言いたいことなんて山ほどあるけどこれだけしとく


智子「お母ちゃんも藤井さんもお父ちゃんのこと考えてへんねんな

お母ちゃんも藤井さんと結婚するんやからお父ちゃんと離婚すんねんな

私、お父ちゃん捨てた無いし、お二人の幸せを邪魔したく無いから出て行くわ」


崇裕「ともねぇ！」


私は家から何も持たず出て行った

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