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緑
今この人しげって言うたよな？
ってことは......重岡くんの知り合い？
？「......なぁ、しげ、」
何か言いたげにしている人から逃げるようにして重岡くんは弁当を片付け保健室を出た。
「え、重岡くん！？」
？「......やっぱり、あかんか笑。」
そう言ってその人はさっきまで重岡くんが座っいた椅子に座って悲しそうに笑った。
「あ、あの。」
？「ごめんな。昼飯の時間邪魔して。」
「いや、全然ええんやけど。」
？「あ！君、もしかして転校生？」
「まあ、もう１ヶ月経つけど笑。
神山智洋です。」
？「神山くんか。よろしくな！
俺は藤井流星。」
......流星か。この人にピッタリやな。
めっちゃキラキラしてるもん。
藤「俺のことは流星って呼んで。」
「あ、うん。じゃあ俺は神ちゃんで！」
藤「ふふ笑。了解。」
桐「......２人で仲良くしてる所悪いんやけど、藤井、足どうにかしようか。
めっちゃ血出てるから笑。」
藤「あ、そうやった笑。怪我してるんやった。」
あ、流星、天然なんや笑。
「なんでそんな怪我したん？」
藤「えっと......なんでやったっけ？」
いや、知らんわ笑！！
桐「はい、これでええやろ！！」
藤「サンキュー照史。」
「......なあ、流星。」
藤「ん？」
「その、重岡くんのことやねんけど。」
藤「......うん。」
「重岡くんとは、その、どういう......？」
藤「しげとはな、小学生が一緒やったんや。
めっちゃ仲良かってん！」
そう言う流星の顔は楽しそうやった。
「......重岡くんってどんな人なん？」
藤「......とにかく笑顔？みたいな？」
��笑顔��
今の重岡くんからはあまり想像出来へん言葉やな。
藤「ずーっと笑顔で、面白くて、熱くて、元気で周りを笑顔にするような太陽みたいなやつやったで？」
流星の話から出てくる重岡くんはどれも今とは真反対やった。
藤「中学から別々になって高校で再会したんやけど、その頃には今のしげやった。
何回か声かけてみたりするんやけど全部あかんわ。」
「......そっか。
重岡くんの笑顔ってどんなのなん？」
藤「......そうやなぁ。
太陽みたいなキラキラした笑顔かな。」
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作者名：ポン酢 | 作成日時：2019年2月3日 11時
