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230日 ページ37

高瀬side





左馬刻「拒食症だとよ」

高瀬「なんでまた…………」





兄貴の口から出た病気の名前は耳を疑うようなもので、心身的ストレスが原因と続けて言った。


何が1番問題ってその拒食症に気づいたのは綾瀬さんの兄の銃兎さんではなく、兄貴でもない。The Dirty Dawgの1人、飴村乱数ときた。


「銃兎に連絡してくる」と病室を出ていく兄貴の背中を見送り、ベットの横の椅子に腰掛けた。その時タイミングがいいのか悪いのか綾瀬さんがうっすら目を覚ました。




高瀬「綾瀬さん!!」

綾瀬「………高瀬くん……ここどこ…………」

高瀬「病院です、なんで、なんでこうなる前に兄貴や銃兎さんに言わないんすか!!」




青白い顔は今にも死んでしまいそうでグッと自分の拳に力が篭もる。綾瀬さんはこっちに向けていた視線を天井の方へと移動させた。


ぽつりぽつり、綾瀬さんの口から一言ずつ出てくる言葉は今まで綾瀬さんが我慢していたものが溢れていくように感じた。





綾瀬「言ってどうなるの。お兄ちゃんも左馬刻くんも上に行こうと必死なのに。私にそれを邪魔しろって?」





皮肉そうに言うその言葉は俺には「頼れるはずがない。2人の邪魔になりたくない。」そう嘆いているように聞こえて。


気づいたら口走っていた。






高瀬「なら、俺に言えばいいじゃないっすか」

綾瀬「……?」

高瀬「俺は兄貴みたいに色んなもん背負って戦ってる訳でもないし、銃兎さんみたいに自分の地位とか気にしないし」

綾瀬「でも、左馬刻くんの部下じゃん」

高瀬「……俺の仕事は茶を入れることだけなんで。こんな下っ端の俺が兄貴の仕事を手伝えるわけないじゃないっすか」

綾瀬「…………お茶を入れるだけの仕事なんてあるの……?」

高瀬「あります」

綾瀬「聞いたことな((高瀬「あるって言ってるじゃないすか」……あ、そう…………。」

高瀬「2人に言えないなら俺に言ってください。俺はずっと暇なんで。暇じゃなかったらいつもあんたの相手もしてないです」

綾瀬「…………そ、か……ありがとう…………」




細すぎるくらいの腕を見て、そのまま視線は綾瀬さんの小指に。無理やり自分の小指を絡ませて俺は勝手に約束してやった。

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(名前)(プロフ) - めっちゃ面白いです!続き楽しみに待ってます! (2021年9月16日 16時) (レス) id: 715eb0f246 (このIDを非表示/違反報告)
nanoka(*´∀`)(プロフ) - こんばんは、とても好きです...推しの妹...最高です。何度も、1度でいいから巨乳にしてあげて、と思いました笑 ありがとうございます。 (2020年12月4日 2時) (レス) id: 36fe9cda9a (このIDを非表示/違反報告)
- すごく面白いです!続き楽しみにしてます! (2020年12月2日 14時) (レス) id: da44bbcede (このIDを非表示/違反報告)
- pixivの方も占ツクも一気読みしました!!!(誕生日のやつサイコーでした)天才ですね!面白くて、続き楽しみに待ってます!! (2020年6月20日 22時) (レス) id: 2b5e55dd8b (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - 高瀬さんの3択爆笑しましたww高瀬さん私も結構好きですw (2020年4月25日 19時) (レス) id: 0ad758797f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:suzusen | 作成日時:2019年12月30日 23時

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