208日目 儲かりまっか? ページ14
一椛side
なんでこんなことになったのか。それはあたしが1番聞きたいわけで。
簓「ほんまに久々に来たわ!イケブクロ!!」
蘆笙「急に道案内頼んですまんなぁ」
一椛「あ、いや、別に」
なんであたし今お笑い芸人と学校の先生を道案内してるのか。不思議で仕方がない。まぁ何があったって、時は遡ること約30分前。
今日は休日。入間は用事があるとかで暇をしていたあたしにいち兄が依頼のお手伝いをお願いしてきた。
お手伝いと言っても荷物を届けるだけの簡単な仕事。ほかの依頼の時間と被ってしまったらしくて丁度暇してるあたしに頼まれたのだ。
お届け物って言ってもそんな重たいわけでもなく場所はイケブクロディビジョンだから特に迷うことも困ったことも無く依頼は終わらせた。
でも困ったことは帰り道に起こった。相変わらず人通りの多いところは平和だなぁとぽけ〜と歩いているとこの街にしては珍しい話し方が聞こえてきた。
「いやマジでこの辺やと思うねんけどなぁ」
「お前が来たことあるって言ったから着いてきたんやぞ?!?!」
「まぁまぁそんな怒んなって〜」
関西弁だ。そう思い声が聞こえる方を見るとテレビで見たことがあるような人と眼鏡をかけた高身長イケメン。
あのイケメンさん、銃兎さんといい勝負だな…。でもなんか、もう1人の狐目の人。どっかで見たことある気が……。
街中を歩く他の人が2人を見るのと同じく私も2人をぼーっと見つめた。すると狐目の人とパチッと目が合ってしまった。
一椛「あ………」
「そこのお嬢さん!!!ちょっとええかー!?」
「あ、ちょっ、簓!!」
しまったと思う頃には遅くあたしは見事関西人であろう2人に絡まれた。声をかけられ、あたしはビクッと肩を震わせるのと同時に足を止める。
「ちょっと道聞きたいねんけどええかな?」と聞いてくる狐目さん。ええかなってこの状況ほぼ yes の反応しか待ってないだろ。
誰か助けて欲しい。そう思い辺りを見渡すも目を逸らし歩いていく人達ばかり。冷たい街だな?!
「な!人助けや思って!!」
一椛「いや、あの……」
「イケブクロ来るの久々やねん頼むわぁ〜」
「おい簓!!」
困惑しまくっていると銃兎さんに負けず劣らずのイケメンさんが止めに入った。これはあれですか。すみませんって言って諦めてくれるやつですかね。
「そんな急に迫って通報されたらどうすんねん!まずは名刺渡すとかしなや!!」
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(名前)(プロフ) - めっちゃ面白いです!続き楽しみに待ってます! (2021年9月16日 16時) (レス) id: 715eb0f246 (このIDを非表示/違反報告)
nanoka(*´∀`)(プロフ) - こんばんは、とても好きです...推しの妹...最高です。何度も、1度でいいから巨乳にしてあげて、と思いました笑 ありがとうございます。 (2020年12月4日 2時) (レス) id: 36fe9cda9a (このIDを非表示/違反報告)
夏 - すごく面白いです!続き楽しみにしてます! (2020年12月2日 14時) (レス) id: da44bbcede (このIDを非表示/違反報告)
蛍 - pixivの方も占ツクも一気読みしました!!!(誕生日のやつサイコーでした)天才ですね!面白くて、続き楽しみに待ってます!! (2020年6月20日 22時) (レス) id: 2b5e55dd8b (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - 高瀬さんの3択爆笑しましたww高瀬さん私も結構好きですw (2020年4月25日 19時) (レス) id: 0ad758797f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:suzusen | 作成日時:2019年12月30日 23時