207日目 ページ13
仕方なく観念した二郎に一椛はやったー!と喜び家に足を進めた。「感謝しろよマジで」と面倒くさそうに言うもどこか嬉しそうな二郎。
そんな二郎のことを知るわけもなく一椛は「はいはい!ありがと〜」と流した。
家に着いてからも一椛はずっと上機嫌。そんな一椛の様子に相当楽しかったんだな、と安堵する一郎と変に挙動不審な二郎に疑問を持つ三郎。
一郎「おかえり。楽しかったか?」
一椛「楽しかった〜」
一郎「二郎も迎えに行ってくれてありがとな」
二郎「う、うん!!これくらい全然だよ兄ちゃん!」
三郎「……?」
結局一椛は一郎にバレることなく一夜を過ごした。その後も乱数からのお手伝いの件についても乱数が上手く言ってくれたのか特に何も言われず。
全部上手くいった。一郎に嘘をついたのは少しあれだが完璧だ。そう思った矢先の事だった。一椛に綾瀬から一通のメールが。
『山田。まじごめん』
一椛「……??」
綾瀬からのメールに首を傾げた途端。部屋の扉をノックする音が響いた。扉を開けるとそこには恐ろしい笑顔を浮かべた一郎が。
一郎「一椛。少し、話が。」
一椛「ひぇっ…………」
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綾瀬side
やっばー。山田ごめーん。まじで。ごめんだわ。いや何が?って??ほらこの前のシブヤの話。
山田の方はじろちゃんと口裏合わせして何とかなったらしいんだけど。そんな、だって……いやさぁ……
お兄ちゃんと一郎さんが「お世話になりました」っていう電話すると思わないじゃあん。思わないじゃん???
いやぁ……やってるわぁ…………。そんな私は現在正座でお叱りを受けてる訳ですが。
銃兎「おい綾瀬。聞いてますか?」
綾瀬「聞いてるよ〜。ごめんってば」
だいぶご立腹なようで。怒られてる内容を話すとまた長くなりそうなので省略しますが。
次の日、学校行ったら山田は目を大変赤く腫らしていて、あぁ、泣いたんだなってすごく分かった。
あと痛そうに頭を何回か摩っていたり「二郎」という名前がしきりに出た。
ゲンコツされたのと多分、じろちゃんが色々フォローしたんだなぁと感じた。
怒られたしめんどくさかったけどまぁまぁ楽しいハロウィンでした。
綾瀬「おしまい」
一椛「なんの話してるの」
綾瀬「元気出せって話」
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(名前)(プロフ) - めっちゃ面白いです!続き楽しみに待ってます! (2021年9月16日 16時) (レス) id: 715eb0f246 (このIDを非表示/違反報告)
nanoka(*´∀`)(プロフ) - こんばんは、とても好きです...推しの妹...最高です。何度も、1度でいいから巨乳にしてあげて、と思いました笑 ありがとうございます。 (2020年12月4日 2時) (レス) id: 36fe9cda9a (このIDを非表示/違反報告)
夏 - すごく面白いです!続き楽しみにしてます! (2020年12月2日 14時) (レス) id: da44bbcede (このIDを非表示/違反報告)
蛍 - pixivの方も占ツクも一気読みしました!!!(誕生日のやつサイコーでした)天才ですね!面白くて、続き楽しみに待ってます!! (2020年6月20日 22時) (レス) id: 2b5e55dd8b (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - 高瀬さんの3択爆笑しましたww高瀬さん私も結構好きですw (2020年4月25日 19時) (レス) id: 0ad758797f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:suzusen | 作成日時:2019年12月30日 23時