【七つの大罪】一番の宝物

タカラモノ"１９" ページ21

エ「あ！A様！おはようございます！」



ホ「おはよう！Aちゃん！(ﾌﾟｺﾞｯ」



「おはよう。エリザベスさんにホークさん。」



着替えて下に降りるとそこにはもうエリザベスさんとホークさんがいた。



挨拶を交わし一緒に朝食をとる。









エ「そういえば…メリオダス様。酒場の準備はよろしいのですか？」



ホ「いつもならお前とっくに酒場の準備終わらしてるじゃねーか！」



いつものこの時間だったらメリオダスは酒場の準備をしているらしい。



だか今日は私やエリザベスさん達と一緒に朝食をとっていた。





メ「あぁ、今日は村のほうに行くぞ！」



「村…？」



ホ「なんで村なんかに？あ、もしかして食材の買い出しか？」



エ「それなら私が買いにいきますよ？」



メ「いんや、Aがこれからここに住むんだったら、色々物が必要になるだろ？それを今日買いに行くぞ！」



「え、わ、私の物を…？」



そんなことのためにわざわざ酒場を休んでまで村に向かうのだろうか。



ホ「なるほどな！そりゃいい考えだぜ！」



エ「ほんとですね！！A様の生活に必要な物を買いに行きましょう！」



これにはエリザベスさんとホークさんも賛成のようだ。









「……。」



本当に…つくづく優しい人達だ。



私がキャメロットの王女だと知っていながら…それも聖騎士から狙われているのに…。わざわざ人が多い村にまで行って私の物を買うなんて…。





「っ…。ありがとう…。」



小さな声だったけど、三人には届いたようだった。



メ「よしっ！そんじゃあホークママ！いっちょ頼むぞ！」



と、メリオダスが言った途端酒場が浮いた。





え、…"浮 い た"…!?!?





「えっ…!?う、浮いてる…？」



ホ「俺のおっかぁだぜ！こういうどっかに移動するときは俺のおっかぁの仕事なんだ！」



「そ、そうなんだ…。ホークママさん！よろしくお願いします！」



そう言うと豚の声(?)らしき音が聞こえてきた。



本当にここの酒場は謎だらけだな…。

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