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シンデレラ (カンタ) 2 ページ18

とある日の昼休み、飲み物を買いに購買へ行くと
寛太君が1人でベンチに座っていた

珍しいな…と思いつつジッと見ていると
ふと目があって、思わずそらしてしまう

もう一度、佐藤君の方を見ると
首を傾げて、ニコッと微笑んでから
また、前を向いてしまった。


食堂の方を見ると、かなり混んでいるようで
座るところもないからか、多分1人で
人気のないベンチに座っていたんだろう。

普段のバスケ部の部員に見せる笑顔とは違う
さっきの微笑みに思わず頬が熱くなる

話ができたらどれだけ幸せだろうって考えるけど

…そんなチャンス、私には巡ってこないよな

そう思っていると、いつの間にか
寛太くんの隣には可愛い女の子が
ちょこんと座って一緒にお弁当を食べていた

その姿を見て、私はなぜか悔しくて、苦しくて
胸がいっぱいになった。

きっと…チャンスは巡ってくる。

そう思いながら私は、それからというもの
昼休みには、毎回購買へと足を運んだ

それでも、やっぱり話しかけるチャンスはないし
あと一歩が踏み出せない

少しでも可愛く見られたくって、髪の毛を巻いたり 校則違反にならない程度に、チークを塗ってみたり
靴下も少しレースのついたものにしているけど…

そんなものは、私の寛太くんに話しかける
勇気のひとかけらにもならなくて

そのまま、何日も過ぎた

寛太くんが1人でいる時間があるのは知っているけど
話しかけられない自分がもどかしくて仕方ない。


…私がどれだけ可愛い格好をしたって
寛太くんは振り向いてくれるわけないんだ…


家に帰って、そんなことを考えると
振られたような気分になって
胸が苦しくて、涙が溢れた


私にチャンスが巡ってくることはないのかな…


そう思いながらも、次の日も昼休みも
購買へと向かうと、その日は珍しく
隣には男子生徒が座って
2人で仲良く話しているのが聞こえた。



「え、寛太は女子からプレゼント貰うなら
何が欲しいわけ?」

「俺は…あーでも
タオルとかよく使うから嬉しいかも」

「あー確かにな」

「トミーは?」

「俺は…肉」

「肉!?」


その会話を聞いた帰り道
スポーツブランドのお店に向かい

彼に似合いそうな、赤いスポーツタオルを
買ってしまった。



…でも



渡す勇気はないし
そもそも、渡すチャンスはあるんだろうか…



そんなことを考えている間に
あっという間に次の日になっていた。

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作品ジャンル:タレント
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マリン - シンデレラの話すごく良かったです!あとリクエストなんですけど、カンタくんとみんなには秘密で付き合ってる設定の話が見てみたいです!出来たらでいいのでお願いします! (4月30日 19時) (レス) id: f743f30378 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 最高過ぎました!!トミーさんのもっとみたいです!! (4月22日 17時) (レス) id: 5fbdf69980 (このIDを非表示/違反報告)
ふなっちぃ(プロフ) - 匿名さん» コメントありがとうございます。すぐに対応させていただきました。 (4月22日 16時) (レス) id: 7686772828 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - この作品はオリジナルフラグ対象作品ではありませんのでオリジナルフラグを外してください。 (4月22日 16時) (レス) id: 34346084b5 (このIDを非表示/違反報告)
黄色 - 良かったです。これからも頑張ってくださち (4月22日 16時) (レス) id: 2a718ccb0f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ふなっちぃ | 作成日時:2017年4月20日 15時

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