# パレット 【 ヒプマイ短編集 】

合コン × Samatoki.A ページ7

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とてもマズいことになった。


まさか、まさか…。








『 なんで銃兎さんがいるんですか…ッ！ 』








「 それはこっちのセリフです。

貴方、大丈夫なんですか。 」









先輩からどうしてもと頼まれ、断れなく来てしまった合コン。









「 こんなこと左馬刻がよく許しましたね。 」








『 うッ…。 』








「 まさか、言ってないんですか？ 」









『 あの、お願いが…ッ！ 』


「 却下です。 」








即答すぎますよ、銃兎さん…。









「 今ほど、左馬刻には連絡しておきました。

今こちらに向かってるそうです。

分かってるとは思いますが、逃げる方がめんどくさいと思いますよ。 」









…うッ、さすが仕事が早い。









「 貴方に何かあったら左馬刻がめんどくさいですからね。 」








去り際にヒラヒラと手を振る銃兎さん。


…鬼だ。









『 はぁ…、逃げようかな。 』









「 誰から逃げるって？あ゛？ 」








『 …はや。 』









「 俺様に黙って合コンたぁ、良い度胸してんなお前。 」








『 数合わせでしょうがなくだもん！ 』









「 銃兎が連絡くれて助かったぜ。

…A、悪い子にはお仕置.きだよな？ 」








『 うッ…！ 』









「 俺以外のやつに会うのに可愛い格好してンじゃねぇよ。 」









「 そういう脱がせやすい服は俺の前だけにしとけ。 」と分かりやすく首に噛み付く。









『 …ッ、 』









「 なぁ、A。

こんなんで済むとか思ってねぇよな？ 」









あぁ、まだまだ夜は長い。









(( Aには誰の女なのか自覚を持って貰わねぇとな。 ))


(( 合コンなんざ行ってねぇで俺を楽しませてくれよ。 ))









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