少女は悪戯仕掛け人よりも悪戯好きなようで２【親世代】 (ページ5)

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存在ページ5

『ねぇ、シリウス。お菓子好き？』

シリウス｢おい、急に話変えんな。何も反応無いのか？あと、お前完全にピーターの存在忘れてるだろ…｣

あ、ピーター居たんだっけ？完全に忘れてたわ。まず、ここに居るピーターよりリーマスの行方の方気にしてたわ←

『で、お菓子好き？』

それでもお菓子が好きかシリウスに聞く。そう、何事もなかったように…。ピーターの存在を忘れていた事を悟られないように…

シリウス｢俺あんま甘いの好きじゃない。｣

そっかー。そうだよねー。いや、如何にも珈琲をブラックで飲みそうなシリウスが甘いもの好きとかないよなーって思ってはいたんだけど…

『ハロウィンのお菓子作ったんだけど、とりまピーターには渡しとくね！はい、どーぞ。』

しょうがないからピーターに渡そうとお菓子を差し出すと、横から誰かに奪われた。さて、一体誰の仕業でしょうか…？

シリウス｢それを先に言えよ。俺は貰わないとは言ってない。｣

はい、正解です。シリウスさんでした。

でも、そのせいでお菓子を受け取ろうと手を差し出していたピーターが泣きそうな顔になったのは言うまでもない。

『あ、ピーター泣かせたー。さいてー。』

そう言うと本当に泣き出してしまったピーター。あーあ、面倒臭い…

シリウス｢なっ、俺は泣かしてないぞ。Aがあんな事言うからだろ｣

『はいはい。ピーター泣かないの。ピーターの分もあるから。』

若干、こんな事で泣いちゃうなんて弱いなあと思ったけど、これ以上ここで泣かれるのも困るので座り込んで泣いてるピーターの前にお菓子を置いた。

ピーター｢ｸﾞｽﾞｯ…あ、ありがとｯ…｣

なんかルーク並みに面倒臭い。

『あ、そうだ。シリウス、ついに完成したよ。シリウスがリクエストしてたやつ。透明になってる間は触れたものも透明に出来る薬。あと、透明から戻る薬の補充も。』

シリウス｢本当か！？ありがとなA！ホントお前最高だろ…！｣

薬の入った瓶をシリウスに渡すと嬉しそうに目を輝かせた。こういう所は可愛いのに…

『いえいえ。喜んでもらえて良かったよ。また、リクエストとかあったら遠慮なく言ってね！

じゃあ、私は失礼するよ。』

シリウス｢あぁ！｣

その様子を見てる影が1つ…

｢あぁ、なんて美しいんだ。私のA…

絶対私のものにするからね☆

卒業するまでには必ず私が…｣

↑いや、誰だよお前…by駄作者