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green side
突っ伏していた顔を上げると、
椅子と床が擦れ小さく音を立てた。
「優菜に言われてん。
試写会終わって帰る時に。ぼそっと。」
俺の頭ん中でバラバラになった文字達が
宙に浮かんで、ふわふわと揺れている。
Aを信じたいと思えば、思うほど
浮かんでいる文字が順番通りに並び出し、
完成さした一行の文句。
無言のまんま俺を見る二人。
その顔には、
「何て言われたん？」て文字が、
油性マジックではっきりと
書かれてあるようやった。
.
廊下で会うたあの時、優菜が耳元で囁いた。
.
「 "あの写真、偶然だと思う？"って……」
まさか、Aが
そんな事するわけない。
.
俺が名前を呼ぶと、
いっつもマヌケな声で返事して
眼鏡光らせながら振り向くと
大抵はアホ面で
要領悪くて
バカ正直なAを
好きで、好きで、好きで、
どうしようもなく好きなAを
疑いたくなかった。
信じたかった。
せやけど、
頼りなくても
しんどくても
なんとか保たれていた平常心は
音を立てて崩れ去り、
完全に失われた。
.
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千春(プロフ) - うめたん ○さん» コメントありがとうございます！大好きと言って頂けるなんて書き続けて良かったです(^_^)応援して頂けると本当に心強いです！パート９もよろしくお願いします！頑張ります！ (2015年11月7日 2時) (
レス) id: 3cb0a77dd8 (このIDを非表示/違反報告)
千春(プロフ) - アンジ∞さん» コメントありがとうございます！すっごく嬉しいです！途中で諦めなくて良かったぁと思いました(^_^)物語はパート９へと続きますがそちらも読んで頂けたら嬉しいです！ (2015年11月7日 2時) (レス) id: 3cb0a77dd8 (このIDを非表示/違反報告)
うめたん ○(プロフ) - この小説、大好きですよ！！！いつも読むの楽しみです〇 作者さんのペースで、頑張ってください！これからもたのしみにしてます(^-^)/ (2015年11月7日 1時) (レス) id: 60ea048a18 (このIDを非表示/違反報告)
アンジ∞ - お疲れ様です！！読んでいると、心がバクバクいったりして とっても楽しいです！ めっちゃオモロイし、頑張って下さいね！！ (2015年11月6日 21時) (レス) id: 9335471050 (このIDを非表示/違反報告)
千春(プロフ) - こうさん» お久しぶりです(^^)はい！覚えていますとも！受験生なんですね(><)軽々しく頑張れとは言えませんが、こうさんにとって少しでも息抜きになっているなら嬉しいです！私の方こそ、こうさんから伝わってくる漲るパワーに励まされました！ありがとうございます！！ (2015年11月6日 0時) (レス) id: 3cb0a77dd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千春
| 作成日時：2015年10月3日 22時
