登坂家の日常。。。9

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片眉上げで仏頂面の広臣
ガキじゃあるまいしって思うけど


当たり前でふざけてだから



「そんな顔してると
ほんとに眉繋げるよ」



って眉を書きだすと



「ばかか」



軽くあしらわれて
2人して笑っちゃう


そんなことをしていると



「あーなぎちゃん寝ちゃったね
Aちゃん重いでしょ」

「ほんと天使だよね
あっほらAちゃん座りながらやんな」



私の背中のなぎを見ている支度の終わった優しいリーダー2人がそう言って直己さんが椅子を持ってきてくれて



「あっすいません」



2人にお礼を言って椅子に座らせてもらうことにした



広臣の顔を創り上げながら
まじまじと見るその顔はやはりいい男



「そういえば
もう1人来るってまだ来ないの？」


「あーあいつ
時間にルーズだから」


「へーそんなんでいいんだ」


「普通はだめだろ」



そんな会話を聞いていたリーダー2人



「ほんとミアにも参るよな
でもあいつ今来たら大騒ぎだろ
オーミやったのだれ？って」



直人さん片言？
それにそれはどういうこと？



「ですね。オーミはあたしがやんのって」



直己さんまで



「なに？そのミアさんって広臣専門なの？」


「そーゆー訳じゃないけど…」



なんて言ってるそばから





「グッモーニン」



見た感じは日本人のド派手なネーちゃんがやってきた


年の頃は同じくらいか下？


そのまま広臣をやっている私を睨みつけて



「あんただれ？」



その迫力にちょいびびる



「そんなベィビー連れて…オーマイガー」



なんだこいつのオーバーリアクション
やはり米国の方？


綺麗な顔はしてる…それに誰かに似てるような…



「あーあとは私やるから」



私に言うけど



「あーこいつにやってもらってるから
ミアはいいよ」



広臣が言ってくれて



「でもちょっと変だから直す」



それってあたしが下手くそってことだよね
ズバッと言ってくれるわ



と…



「ミア それはないんじゃない
そんなこと言う前に遅れて来たんだからみんなに謝るべきだろ

それにこいつは俺の奥さん
ミア来ないから急遽やってくれたの

あんま失礼なこと言わないでくれる

それに 何勘違いしてんだか知らないけど
ミアは俺専属じゃないから
俺だけやってりゃいいってもんじゃないから

こんなの続くようならもう来なくていい
はっきり言って迷惑」





わ…空気が固まった



リーダー2人が何も言わないで黙ってるのは
同じこと思ってるから？

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