登坂家の日常。。。9

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都内某スタジオ
前にメンバーが私たちの結婚式をしてくれた所



みんなの控室になっている部屋に「こんにちは〜」なんて入っていくと



「おーAちゃん久しぶりー」
「なぎちゃん来たね」



そう返事はしてくれるけど
みんなヘアーメイク真っ最中で手が離せなそう



まだ何もしていない広臣がなぎを抱っこすると



「おーAちゃん。いいところに来た
ちょっと手伝って」



そう叫ぶのはずっと三代目のメイクをやってくれていた奈緒美さん



見ればもうひとりの子と2人バタバタしちゃってる



「えっ2人で7人やってるんですか？」


「もう1人来るはずなんだけど、来ないの」



それを聞いた広臣



「じゃあそのままなぎ抱っこしてるから、俺やって」



そう言ってくれるけど
それじゃ足手まといになる


一瞬考えて
バックから抱っこひもを取出して
それになぎを括りつけ



「広臣。なぎ背中に持ってきて」



そう言ってなぎをおんぶして



「よしっこれで大丈夫
じゃあ広臣座って」


「おっおー
それで仕事できるか？」


「うん。任せろ」



えっらそうに答えると



「やばっ Aちゃんたくましい」


「でしょ ママは強しよ隆二くん」



隆二くんと笑いあう


そうすれば



「えー俺もうすぐ終わるから
そしたらなぎちゃん抱っこしてますよ」



たかのりが言ってくれるけど



「ありがと
でもこうしてた方がなぎ寝るから」



それで広臣の頭をセットしだすと


衣装に着替えた直人さん直己さんもやってきて



「えっ子供おんぶしてまで働かないとならないの？Aちゃん」


「そうなんです直人さん。うちの旦那稼ぎ悪いもので」


「あーら可哀そうに」



そんな会話で直人さんとも笑い合いながら広臣のセット完了


次はメイクに取り掛かる


けど…



「どうせ俺の稼ぎは悪いですよ」



なぜか不貞腐れるうちの旦那
まじうぜぇ



「冗談に決まってるでしょ
そんな文句ばっか言ってると眉毛繋げて書くよ」


「おーそれ最高」



直己さんが言いだす



「ですよねーじゃあ眉毛繋げまーす」



でアイブロウパウダーとペンシルを持つと



「てめぇほんとにやったらぶっ飛ばすからな」


「わっうちの旦那DVもひどいで〜す」



それでみんなゲラゲラと笑いだす



「Aちゃん。そんな稼ぎ悪くてDVするような旦那さっさと別れちゃいな」



直己さんがそんなこと言ったもんだから



おーぅ
広臣の顔がこわ〜い

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