登坂家の日常。。。9

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広臣が自分でセットしたアラーム



「まだ7時だよ」


「7時だな」


「今日早かったんだ」


「あ…うん。言ってなかったもんな」



あ…そっか



あたしがマツタケちゃん挿れっぱで寝ちゃったから
言ってないんじゃなくて言えなかったんじゃん



「昨日はごめんね…寝ちゃって…」


「いいよ
さっき気持ち良かったから」



んふ
こうしてあたしにも広臣を満足させてあげられたってだけで嬉しくなってくる



広臣のいつも見てる
やばいえろビデオこっそり観て勉強したもんね



ミオミオのテク見習ったもんね



あそこまでわざとらしい喘ぎ声は無理だけど



相変わらず精子はまずぃけど…ねっ









・









「絶対連れてこいよ」



広臣が起きて早々にジャーナベが迎えに来た



さっき生命体を放出した広臣は
すっきりとした顔してそう言って仕事に出掛けて行く





なぎも3ヶ月が過ぎて
首も座ってだいぶしっかりとしてきた



生活のリズムもだんだんと決まってきて
夜中はぐっすりと眠ってくれるから 助かる



ほんと手のかからない子





どうやら今日は三代目のMV撮りで早かったらしい広臣



みんながなぎを見たいって大騒ぎらしいよ



ってか自分がなぎを自慢したいだけじゃん
「俺の子可愛いだろ」ってね







今まで1ヶ月検診や買い出なんかはいつも広臣と一緒だったから



そうじゃないとなぎ連れて歩くのは無理だったから



私1人でなぎを連れて出掛けるのは今日が初めて





ちょっとドキドキしつつ
ウキウキもしながらなぎの荷物を揃える



まずミルクセットの哺乳びん、哺乳びんケース、粉ミルク、水筒にお湯を入れておいて



次は オムツセットの紙オムツにコストコで買ったカークランドのベビーワイプ いわゆるおしり拭きが厚手で万能だからそれを用意して



着替えに抱っこひもに…



えーこれバーキンに入る？



いくら何でも入れるためのバックったってまだ皮は馴染んでないし…



やっぱ今まで使っていたキャンバストートにそれをボコボコと入れると それでもパンパンになる



なぎのお出掛けだけでこんな大荷物持ってかないとならないなんて…



なぎ1人も荷物になるし



やはりママって大変



なんて…



なぎ1人でこんな四苦八苦してるあたしってまだまだだね



たくさんの子を育てているママさん。まじ尊敬だよ。

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