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「登坂さん。登坂さーん」
呼びかけられて
薄っすらと目を開けると
手術室から出る所？
あたし…生きてた…
「分かりますか？
手術終わりましたよ」
そんな声が聞こえるけど
まだ朦朧としている
目を瞑れば永遠の眠りにつけそう
「これから病室に戻りますからね。
ご主人の所へね」
御主人…
広臣…
目の開けきらぬまま部屋まで運ばれると
私を覗き込んできたのは
広臣
その顔見た途端、涙が溢れ出してきた
そんな私に
「よく頑張った。頑張った」
頭を撫でてくれながら言う広臣の目にも涙が溢れてるのが分かって
余計に涙が止まらなくなった
ベッドに移動させられると
いろんな器具を装着されて、ロボットみたいになる
その間にだんだんと意識もはっきりとしてきて
「あっジュニア…ジュニアは？」
いつの間にか さっきの看護師さんが佐々木さんに変わっていて
その後ろでずっと私を見ている広臣に聞くと
「保育器の中で元気にしてるわよ」
佐々木さんが答えてくれる
けど…
「うん。なんだかんだで2380gあった
で、どっちだと思う？」
こんな時にクイズ？
そんな元気ないんだけど
「男の子」
「ブーっ」
「え…」
私は絶対に男の子だって確信してたのに
だからジュニアって呼んでたのに
「俺も女の子って聞いて
「えっ」って言っちゃったよ」
「広臣も？」
「うん
ってか、臣一郎臣二郎なんておまえ言ったとき
絶対こいつどっちか聞いたなって思ってたんだけど、ほんと聞いてなかったのな」
そんな私たちの会話を聞いて
「やはり旦那様の顔見ると元気が出てくるわね」
佐々木さんに言われちゃった
「でもほんと今までよく頑張りました
まだ動けないから赤ちゃんすぐには会えないかもしれないけど、少し我慢してね。
でもパパにもママにもどっちにも似て美人さんな子よ
ねっパパ」
「そうですね」
パパなんて言われて照れてる広臣
「広臣はジュニアに会ったんだ」
「だからージュニアじゃねーから」
「あーら
そんな偉そうなこと言って
Aちゃんのことしか考えてなくて赤ちゃん忘れてたの誰ですかねぇ」
「そうなの？」
「まぁ…な…
でも佐々木さんがおまえここ来る前にって、赤ん坊の所に連れてってくれて、保育器の外からだけど手だけ握ってきた
小さいけどいっぱい泣いてて元気だったから」
「そっか…よかった…」
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chiharu(プロフ) - けいちゃんさん» はーい！そうさせていただきますわ。いつもくだらない私に付き合っていただき、ありがとうです。気まぐれ思いつき…これからもお付き合いよろしくです(o^^o) (2019年9月1日 10時) (
レス) id: d2cf94a26d (このIDを非表示/違反報告)
chiharu(プロフ) - 1980noさん» はいっ本当にいつもありがとうございまーす(^^)この夫婦、私も大好きなんで…パッと思いついたらね、行かせていただきます(o^^o) (2019年9月1日 10時) (レス) id: d2cf94a26d (このIDを非表示/違反報告)
chiharu(プロフ) - myukavvmさん» ありがとうございます！嬉しいですわ(^^)ちょっと考えさせてくださいな。これからもよろしくです(o^^o) (2019年9月1日 10時) (レス) id: d2cf94a26d (このIDを非表示/違反報告)
chiharu(プロフ) - nori_3jsbさん» はじめまして(o^^o)ありがとうございます！はいっ続き行きたいんです…よ(笑)どうしようか…どう持ってくか…ちょい悩み中です(o^^o) (2019年9月1日 10時) (レス) id: d2cf94a26d (このIDを非表示/違反報告)
けいちゃん(プロフ) - 無理せず、ノンビリと！待ってます！ (2019年8月30日 22時) (レス) id: f3039bc482 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：chiharu
| 作成日時：2019年8月8日 12時
