6-35 〜広臣〜 ページ35
「あれはナンパなんかじゃありません」
そんな偉そうに言ったって
「立派なナンパじゃねーか
おまえは、待ちぼうけ同士とか言ってたけど」
「そうだもん、待ちぼうけ同士だもん
あん時、唄いながらあの前を行ったり来たりしてたの
それをミノが反対側の道路から見てて、踊ってる変な女だと思ったんだって」
「ほーら
そんな女だから声掛けられんじゃねーか、しかもどこ見て日本人って分かったんだよ」
「それが不思議だよねー
でもタクシーのキムさんにも「イルボンから？」とか聞かれたから、日本人臭でもしたんじゃない」
「んなのあるかっ」
どうしても認めないバカ
このままじゃ俺がヒートアップしそうなところに
「もういい加減にしろ
何もなかったんだからいいじゃねーか
Aだってそんなバカじゃねーよ
Aは話掛けられて、しかとできるようなやつじゃないの」
「うぅぅぅぅぅ
ほんと翔太は何でも分かってるよ」
「だろ
ってかね、こいつ早くやりたいのに俺らいるからイライラしてんの
なー臣」
ほーんと、よーく分かってんね
その通りでムカつくからソッポ向いて黙ってりゃ
「ほんとおまえって単純すぎ
達也にだってそんな当たってんな」
うんうん頷いてる達也と…
A
このあま
調子に乗りやがって
口だけで「ばーか」って言ってやると
腿を"チっ"っとつねられた
「あと他に心配なことあんだろ
それはちゃんとAに話せ」
ほんと鋭いやつ
「それはまだいいって」
「偶然かもしれないから？」
「あぁ」
「でも偶然じゃなかったら？」
「それは…」
「そん時考えるか？」
「そうするしかねーだろ」
そう俺が言うと
「ふー」と大きく息を吐いた翔太
鋭い目つきでじろっと睨むように見てきて
「そん時じゃおせーんだよ
本当にただ偶然なだけならいいよ
でも、そうじゃなかったら？
そうじゃなくも、Aだよ
おまえのためなら、おまえ思ったら、どんなことでも、何でもやっちゃう女だよ
そん時んなって後悔すんのは、おまえなんだから」
そんなの俺だって分かってる
でも今のAに、そんな不安になるようなこと言えねーから
ずっと黙ってる俺に
「この際だから、心配するからさせるから黙ってるってのは辞めろって
俺が偉そうに言えることじゃないけど
おまえら2人はそれが多すぎだって
お互いを思っては分かるけど、もう夫婦なんだから、なんでも話しろよ
なぁ臣」
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chiharu(プロフ) - けいちゃんさん» やはり嫁目線…かなりヤバいわあたくし…けいちゃんさんもね(^^) (2019年7月13日 18時) (
レス) id: 3175672423 (このIDを非表示/違反報告)
けいちゃん(プロフ) - 私も視ませぇーん！あんなん作ってやらかし大王だわ！反応してるかたはもちろんいますが、私のようにあえてスルーも、絶対いる！あんまり視たくないわ！ (2019年7月13日 16時) (レス) id: f3039bc482 (このIDを非表示/違反報告)
chiharu(プロフ) - けいちゃんさん» それがお馬鹿な登坂夫婦です！それで何でも乗越えていっちゃうんです。。。翔太の感じ伝わりました？自分でもこれでいいのか？状態ですが… (2019年7月11日 17時) (レス) id: 6dfc8c7e22 (このIDを非表示/違反報告)
けいちゃん(プロフ) - さすが翔太！安定感といい周り見てるなんとなくAKIRAっぽいわ！私は真理ちゃんになりたい！！！能天気登坂夫婦もうちょっと危機感持ちましょうね。 (2019年7月11日 16時) (レス) id: 0267d343a8 (このIDを非表示/違反報告)
chiharu(プロフ) - けいちゃんさん» うちの辺りはお天気よいですよ〜どんよりは嫌ですね、、、ももちゃんもおめでとう！！！12日が一緒なのね(笑)よいよ、よいよ〜 (2019年7月10日 12時) (レス) id: 6dfc8c7e22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：chiharu
| 作成日時：2019年6月22日 12時
